9月信行方針 好き嫌いをなくしていくを細見支部長に解説頂いた。
人に対する好き嫌いがある限り苦脳は止まず、心は何時も晴れません。そのことを釈尊は「怨憎会苦」と表現されました。生老病死は、全ての人が逃れる事が出来ない苦です。一方「怨憎会苦」は自分の見方考え方を変えれば解決する事が出来る運命的な苦と言え、教えを実践する事しかないと教えて頂いています。それは基本信行の実践であり、会員綱領にある実践行であり、アームズダウンの署名運動も全て尊い実践行だと思います。そして人のいやなところ、嫌いなところに敏感に反応するのは、自分にもそれと同じものがあるからであり人を受け容れる心の範囲を狭めてしまいがちです。けれども、人間の心はそれほど小さく、狭く、固定されていないようです。人間関係ばかりでなく、この世の全てが無常で変化して行きます。人は出会いや縁によって自分の見方を変えて接すると、苦手な相手とも打ち解け合えるかも知りません。又それでも調和が取れないときは、釈尊はどうなさっただろうと、開祖さまならとうなせるだろうと、自問してみてはどうでしょう。仏教は相手を変えるのではなく自分を変えてどのように受け止め、実践するかを教えて下さっています。その意味では嫌な相手は、私の我の強さを教えてくれる恩人であり心を開いてくださる砥石のような存在なのです。その事が胸におちた時好き嫌いが無くなり楽しく生きていけますとご指導頂き有難く受け止めさせて頂いたと結ばれた。