11月信行方針

11月信行方針 ご縁を味わう」三原総務部長に解説いただきました。

日々沢山の触れ合うご縁の中には、苦しいことや辛いできごとなど自分自身に受け入れ難いような、悪縁とも思われる一見好ましくないご縁も味わい方一つで善縁に展開すると教えて頂いています。会長先生は子供のころうっかり渋柿をかじってすぐに捨ててしまったが、渋柿を干柿にする先人が工夫したように、ふつうならば受け入れ難い悪縁も知恵によって善縁にできるということ教えて頂いています。

私は癌の告知を受け、又五年後肺に転移を告げられた時、何故自分がと嘆き辛い時期、開祖さまから教えて頂いている通り信念を持って目標を立てて修行致しました。だが癌治療は副作用があり食事も水も受け付けず死の苦しみを味わって、初めて会員さんの苦しみ、痛みを自分の事と分らせて頂き、法の教えを伝えるご縁に、癌さん有難うと思えるようにならせて頂ました。今現在こうして元気にお役が出来るのも身のまわりに起こる現象に無駄なご縁はないと実感できました。

今月は開祖さまの生誕会であります。身近なご縁を一つ一つ大事にしつつ、苦境に立つ人、孤独感をつのらせる人のよき縁となることが私達の大事な実践であります。長年ご法から遠ざかっていた方が入院されていることを聞き少しでも穏やかな日々を送ってもらえることを念じつつ、何度かお見舞いに行かせてもらっていましたが昨日教会に36周年のお祝いをしたためる手紙が届きました。自身の内省をする機縁とすべしと教えられました。