9月 教会長 ご法話

人間力とはどう言うものだと思いますか?人間力と言うのは人と人との間の力、この間の力がどれだけあるのかがその人の器になるのです。その器を作るのが佼成会なのです。自分の器が大きいか、小さいか、穴が開いているか否か、入れても溜まらない、器がこれだけなのに、いっぱい溜まってきて入れたらこぼれてしまう。幸せになる道は、この穴を塞ぎ、溢れないように器を大きくして徳を積んで、穴を塞くことなのです。耳かきで一生懸命徳を積んでも穴がなければ溜まっていくのです。いかに人間としての力を身に付けるかと言ったら、身近な親を尊敬できる力、自分が大事だと思って人を生み育ててくれた人を大切に思える力、尊敬できる力、自分以外の人も敬っていけるような力、そうゆう力を人間力というのです。そういう人になって行くのが、佼成会の会員で、開祖さまが願っておられることなのです。そういう自分になるために日々その器つくりをしている訳です。徳を積むというのは、八正道と六波羅蜜を実践する事です。会長先生から、心を磨き日々の生活の中で、正しい思いやりのある行動が出来たかなとか、正しい行いが出来たかなと言う事です。こういう事を開祖様から教えて頂いて実践してきたから、今の佼成会があるわけなのです。六波羅蜜とは、自分以外の人に尽くして、ささげて、布施行をさせて頂いきましょうという事なのです。佼成会員の私達は、会員綱領のごとくに物事を考え、人間力が身に付くような考えを持って、いろんなことをさせて頂いている訳なのです。青少年育成は、少年少女の誓いが身に付くように育てて行きましょう。会長先生は子供達のたくましい生命力を養いましょうとおっしゃっているわけなのです。それには子供達を土に親しむように育てて、さまざまなことを体験させてあげないと人間力は身に付かないという事なのです。どうぞ今月は脇祖さまの祥月ご命日の月、報恩会の月でもあります。「年齢を重ねる」と言う会長先生のご法話ですので、年齢を重ねれば重ねるほど人間力が身についていろんな人の事を思ってあげられる明るく温かく優しい人になれるよう精進させて頂きましよう。人間力にあふれた、青少年を育てるように努力させて頂けるよう精進し、年を取ったことがありがたくなるような人になるように、心がけてまいりましょう。

                              終り