寫瓶無為 223 信仰は冷暖自知

家で育って子供のころから父や母が日照りに泣かされている姿をいやというほど見てきた人と、そうでない人とでは、同じように水を大切にしようと言われても感じ方がまるで違うものだと言われておりました。たしかに耳で聞いただけでの言葉と、生活の中で自得した言葉とでは、理解に天と地ほどの開きがありましょう。

信仰も冷暖自知(れいだんぎち)で自ら体験した冷たさ暖かさではないと本当に分かったとは言えないのです。

おやじの一言

説法(体験談)を聞いて大きな感動を受ける事がある。教えを信じ、行じた結果、救われた事をありのまま自分の言葉で話す姿が、今現在問題を抱えている人に勇気を与えられるのである。書物を読んでも影響を与えられるが、説法には説得力がある。一度佼成会の門をたたいて下されば・・・。