極楽というも地獄というもすべて自分の胸の内にある、と日蓮聖人はおっしゃっておられます。私たちは平和境の建設をめざしていますが、私たちが住む、その足もとを極楽にしたいと願うことこそが大切なのです。こんな歌があります。「極楽は東にあらず西になし。来た道さがせ、みんな身にある」極楽というのは東西南北どこを探してもあるはずがない。自分が今まで歩いてきた道(やってきた道)を見れば、それが極楽に通じているのか、地獄に通じているのかがわかるはずだ、ということでしょう。幸せの道はみなさん自身のなかにあるのです。
親父の一言
ある講師さんが、自分にとって最も大切な宝物は身近な所にあると気づく事が大切であると説かれた。「今の自分の置かれているなかで、足元を見つめ直すことにより幸せの種を探がせるはず」。毎日生活している所で、周りの人たちやすべてに対してどれだけ感謝できる自分になるかが幸せの道に通ずると信ずる。一番身近な手足、意志通りに動かせることにも感謝しなければと今回の骨折入院を通して感じ取った。