8月15日、教会道場と舞鶴市引揚記念公園《平桟橋》の2箇所で、戦争犠牲者慰霊・平和祈願式典が執り行われました。同時開催は今年で3年目を迎える事が出来ました。
教会では、読経供養、戦争犠牲者戒名奉読、戦争体験者の話、教会長より 戦争のない世の中、苦しみのない世の中にするには、根本的な解決をしなければならない。それには、一人ひとりが、お陰さまの心になり、もちつもたれつで助け合い、平和な心をつくることが大切だという事を説いて頂きました。
平桟橋では読経供養、戦争体験者のお話の後焼香が行われました。
舞鶴港での引揚者は、第2次世界大戦が終結した昭和20年から13年間に66万余人、遺骨1万6千余柱が帰ってこられました。
敗戦に打ちひしがれ、食べる物も十分でない混乱の時代に舞鶴の人達は、自分の食べるものも節約し大変な思いで祖国に帰ってこられ方々を、温かいお茶とさつま芋で真心からおもてなしをし、お迎えされました。
日本の復興の第一歩が、私達の舞鶴からスタートしたといっても過言ではありません。今日本のあちらこちらで悲惨な事件が多発しています。その原因は、物の豊かさを追い求めて、心の豊かさを失ってしまった心の貧しさにあります。
一乗大師開祖さまの願いを我が願いとして、生きとしいける全ての命を大切にして、2度と戦争をしない世界平和の実現を目指し、今失われてしまった心と共に敬い助け合うおもてなしの心を呼びさますためにも、舞鶴のおもてなしの心を、日本に、世界に発信し続け、ご法に沿った生活をし、我執を放棄して、先ず人様に の実践をさせて頂きます。