青年の翼に参加して

舞鶴教会の学生部は、夏休みを利用し2泊3日の沖縄平和学習会を実施しました。

初の慰霊参拝で、塔の前に整列した途端にものすごい勢いで雨が降り出し、出鼻をくじかれこの先が案じられる不安な気持ちになりましたが、教会長が「この雨は戦争で亡くなった方たちの苦しみや悲しみの気持ちだよ。亡くなった方々の気持ちが何十分の一でも分かるように皆の心をつくってくれる有難い雨だよね」と話され、「心をつくる有難い雨」という言葉に、不安な気持ちが有難い気持に変わったスタートでした。

1日目は6ケ所で慰霊供養、その後沖縄教会にて沖縄教会長さんより「平和な人」のお話を頂きました。周りの人と調和できる人、ちょうど良い距離で間を持てる人、人の良いところが見つけられたところが「ちょうどよい間」であると説かれました。

2日目は糸数の壕、平和記念堂での慰霊供養を行いました。糸数の壕では、真っ暗闇で懐中電灯を消した壕の中は正に「一寸先は闇」で、本当に真っ暗闇でした。この闇の中でロウソクの火だけで生きていた住民、軍医、看護婦、負傷兵、学徒隊の方々のことを思うと、今の時代に生きている、生かされていることに感謝せずにはいられない気持ちになり、世界は絶対に人と争わない平和な世界であり続ける事を強く願いました。

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3日目は観光で、子供たちの表情もキラキラした顔で幸せな気持ちになりました。

3日間を通じてお役は全て学生主体で運営され、変化があっても素直な心で対応していました。本当に有難い体験や触れ合い、気づきが沢山沢山有った青年の翼でした。

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