戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日式典  28年8月15日



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71回目の終戦記念日となる815日、戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日式典をさせて頂きました。

この式典を通して、戦争で犠牲となられた方々のご冥福を祈ると共に、今、私たちが幸せな生活を送らせて頂いていることに深く感謝し、次世代により安心・安全で幸せな社会を引き継いでいけるよう、平和への誓いを新たにさせて頂きました。

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式典のはじめに、学生部や青年部・ファミリーによる真心からの奉献をさせて頂きました。若い方々やご家族が、色とりどりのお花やお灯明、お供え物を捧げて、音楽に合わせ歩かれる姿は、今日の日本の平和と繁栄そのものを表しているようで、戦争で犠牲となられた御霊もきっと喜ばれているのではないかと感じさせて頂きました。

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続いて学生部の2名が功徳の発表をさせて頂きました。

中学1年生女子の発表は、ご本部で行われた脇祖さまご命日式典(810)に参加しての気づきを発表され、その気づきを通して、自分が悩んでいたことが何だったのか、まっすぐに自分を見つめ、どうすればいいのかを噛みしめることができたこと、そして、これから自分に本当にできることをがんばろうという気持ちになったということを聞かせて頂きました。


高校3年生女子の発表は、「全国高校生トップリーダー教育・アジアの翼」におけるフィリピンでの学びや事後教育として訪れた菅沼の開祖さまご生家での学びを通して、自分の進路について再度考え直し、佼成会の芳澍女学院への進学を考えていること、開祖さまのように人の役に立てる人になりたい、そして、これから感謝の気持ちを言葉や行動で伝えられる人になりたいと思ったということを聞かせて頂きました。


学生部の2人から、本当に素直に、清らかな気持ちで教えを信じ、行じることの素晴らしさ、さわやかさを学ばせて頂きました。


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教会長さんの説法では、学生部2人の功徳の発表とこの式典のしおりの中に書かれた開祖さまのお言葉「自分自身が家庭でも社会でも現実に平和を実現することができたその体験の裏づけがないと、ただの空論になってしまいます。」(開祖随感3巻より)ということを通して次の点をご指導頂きました。


○一人ひとり成長していく段階では、誰でもいろいろなことを思ったり、行動に表したりする。お釈迦さまも四門出遊の説話にあるように人生の苦(生老病死)について悩まれ、王位、妻子を捨てて修行され、悟りを開かれ、法華経を残してくださった。

それを私たちは、学ばせて頂いているが、時として、私たちは理想的なものを学ぶとそれが人を裁く剣になってしまうことがある。


○そこで、開祖さまのお言葉にあるように「自分自身の体験に基づく」ということが大事になってくる。開祖さまもお釈迦さまと同じように妻子と離れて修行され、お釈迦さまが悟られた縁起の法則を本当に悟るために、信者さんの悩みに一生懸命取り組んで、体験を積み重ねられ「これは間違いない。悩み、苦しみを全て解決する教えだ」と確信を持たれ、私たちによく分かるように「法華経の新しい解釈」を著された。(是非、座右の書として読み、「そうだ。これなんだ。」とつかんでもらいたい。)


○実践することが大事。平和、平和と理屈を言う前に、自分自身が「おかげさま」という心になって、人間としてどうあればいいのかを学び、実践すること。法華経は、全てのものに感謝していくという基本的なことを教えてくださっている。(日常の小さな体験でも「おかげさま」の心を表すことができるような行動がとれる人になって欲しい。)


○戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日式典をさせて頂いているが、このような今日があるのは、誰の「おかげさま」なのか知って、私たち自身が平和の人になっていくこと。そういう人の輪が広がっていったら、自ずから戦争は無くなっていきます。


 


この式典を通して、本当に信仰者として大事な「おかげさま」と感謝していくこと、そしてそれを具体的な行動に表していくことの大切さを学ばせて頂きました。再度、自分を振り返り、この式典のテーマである「大和」の心に一歩でも近づけるよう、努力、精進して参りたいと思います。合掌