平成29年6月  朔日参り布薩の日

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  5月は、青年の日統一行動をはじめ、様々な行事を通して自分の心田を耕すことができた有り難い月でした。
  いよいよ、6月。下半期のスタートとなる大事な朔日参りのこの日、大勢の信者さん方が参拝され、これからの精進の心構えを学ばれました。

 功徳の発表では、5月9日に大阪普門館で開催された近畿支教区主任教育に参加された主任さんが発表されました。

 主任教育では、頼まれてやるのではなく主体的な主任になること、信仰即生活、家庭で主人を立てる、子どもを立てることが大事、「どろかぶら」の劇では人の喜ぶことをすることの大切さを学ばれました。

 そして、8歳年上のお兄さん(75歳)に肺がんが見つかり、「お兄さんのために何ができるだろうか」と真剣に考えて、「何とか結果を頂きたい、妙法を頂きたい」と願い、3つの実践をさせて頂こうと決意されました。
その3つとは、
①兄の名前で毎日お布施をさせて頂く②菩薩行をさせて頂き、その功徳を兄に送る③仏さまのものの見方、考え方のできる自分にならせて頂くという実践です。
  
 この3つを実践させて頂くことにより、ご主人に腹を立てる自分を見つめることができるようになり、だんだん怒ることがなくなってきたこと、職場で仲間に腹が立っても許せるようになってきたという功徳を頂いたこと、お兄さんのことは、「できるだけのことをさせて頂き、後は、仏さまにお任せ」という気持ちにならせて頂き、本物の信仰者になるための仏さまのおはからいと受け止めさせて頂けたと発表されました。

 素晴らしい功徳の発表からこういう自分にならせて頂こうと願い実践することの大切さ、本物の信仰者にならせて頂こうという願いを持って実践することの素晴らしさを学ばせて頂き、下半期に向けて、勇気づけられた思
いにならせて頂きました。

教会長さんの説法では、 
 ①素晴らしい功徳の発表から、どこが大切なポイントかということをつかみ、「自分はどうしていこうか」というところに落として学ぶことが大切。6月、下半期。自分のどこを切り替えていったらいいかを外してはいけない。「一つ学んだら、それを実行して人様にお分けさせて頂く。この心構えこそ法華経の功徳を頂くスタートとなる。

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 《奉書の言葉(6月号佼成から)》

 ②6月「佼成」からは、
「絶対に間違いない」「私は知っている」という錯覚が愚痴不平不満の元。それを切り替えていくために、努力して、自分の心を省みる。

反省することによって物事に対する洞察(目を凝らして相手の心を受け止める)が深まると、不平不満の対象が「仏の説法」と受けとれる。日ごろから仏の教えに親しんでいると智慧の心がそれを鎮めてくれる。

おかげさまに、まず感謝できる自分になっていく。天地自然の道理が分かれば愚痴は言えなくなってくる。 愚痴が出るということは、逆にいうと感謝ができなくなっているということ。

 入会したら即布教者。自分以外の人の幸せのために、日々努力させて頂く。お役を頂いている人は、もっともっと観音さまのような心で、常にあの人この人と実践していたら愚痴や不平不満からほど遠い人にならせて頂ける。「どろかぶら」の髭の仙人のような役を毎日、毎日しているのが皆さん。

気持ちを明るく切り替えていけるよう、毎日のご供養で自分を見つめ直して、努力して参りましょう。

 こうして、人間として産み、育てて頂いていろんな活動ができる。そういう自分にならせて頂いたことも親のおかげさま。ご先祖様が子、孫へと伝えてくださったおかげ様で今があるということに感謝。

 ご法に親しむ、ご法の習学(お導き)の行をしっかりとさせて頂いて、法座で求道する。そういうことを一つ一つ積み重ねていくと愚痴、不足のない毎日が送れて、有り難くなる。
 下半期っも、これから梅雨に入りますが、元気よく精進して参りましょう。

 素晴らしい主任さんの発表を聞かせて頂き、教会長さんの丁寧な、熱のこもったご指導を頂き、毎日、今自分が在るおかげさまに感謝して、愚痴から離れることができるよう、明るく心を切り替えながら、日々精進して参りたいと思わせて頂きました。   合掌