「節分会」 平成30年2月3日(土)

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2月に入りました。2月は、如月とも言います。2月を如となして、万物、自然、草木・・・森羅万象すべてが春に向かって、動き出します。

舞鶴教会でも2月は、節分会、節分の集い、涅槃会などの行事を通して、さらなる躍動を目指して動き出す月にしていきたいと思います。

 

はじめに担当支部の教務員さんより節分の意義を次のように教えて頂きました。

節分とは、節の変わり目、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを言うが、現在は、立春の前日の節分だけが残っている。

 

この節の変わり目に豆まきをして心の鬼を追い払う。「鬼は外、福は内」の「福」とは身福(健康)、財福(お金)、心福(心の幸福)の三つを、「鬼」とは貪り、怒り、愚痴の三毒を指している。「豆まき」には、三毒を追い払い、三福を招き入れるという願いが込められている。

 

◎立正佼成会では、節分を“節の切り替わる日”であると同時に仏教徒として“心を切り替える日”としている。繰り返し、繰り返し実践することで、三毒が追い払える。人間の正しい生き方の種を植えることが大切。特に子どもに、孫に


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教会長説法では、次のようなことをご指導いただきました。

 

☆開祖さまご法話「仏さまの境地への道」から「かくすれば かくなる」と教えて頂いている。信仰の悦びは、感じるところにある。「かくすること」を教えていただいて有り難いと受けとめて、腹を決めて、真心込めて菩薩行に励ませて頂くこと。

 

 朝夕、ご先祖さまに感謝して、ご供養させて頂いたら「七難即滅 七福即生」となる。理屈抜きで、いいことを教えて頂いたら実行すること。「貪、瞋、痴」が薄まって、実行する人としない人の差がつく。「差」というのは、心の差。心がいかに豊かなのか、有り難いと思っているのか、感謝ができているのかである。

 

☆今年は、『九紫火星中宮、(つちのえ)(いぬ)』の星回り。「材」「財」を育てるという「気」のはたらきが出てくる年。「人を育てる」「財の布施」をさせて頂くことによって、
自分のところにそういう土台ができ、家の徳が調ってくる年回り。

 

 *「三輪清浄」(受者・施者・施物が清らか)と教えて頂いているように感謝の心に基づく法施・身施・財施をさせて頂いて、福禄寿が調うよう心がけることが大切。

 

☆「戊戌の年」は、「実りを終えて、しぼんで枯れて、消滅する」という意味や「守る」という字も含んでいる。徹底して、物事をよりよく変革していく取り組みを意識していかなくてはいけない。惜しみなくつながって、心田を耕して、幸せを感じられる心づくりをさせて頂くことが大切。「惜しみなくつながって、菩薩を育てる苗代になる」という教団からお示し頂いたことは、今年の象意にぴったりのご方針になる。

 

福禄寿が調う基本は、基本信行の徹底ですから、先ず、ご先祖さまに感謝して、ご供養させて頂き、あらゆることが仏さまのおはからいと受け取れる心で、全てが幸せの種と感じ取れるよう、「かくすれば かくなる」と有り難く受けとめて、今年一年間、行じて参りましょうとご指導いただきました。

 

 

信者一同、節分の「心を切り替える日」を「精進の決意を新たにする日」とさせて頂き、「かくすれば かくなる」すべて仏さまのおはからいと受け止め、感謝の心で行じていける自分になれるよう精進させて頂きます。                                                            合掌