お釈迦さまがお生まれになった日、降誕会。
舞鶴教会では、万世を貫く人生の大指導者・釈尊のご生誕をお祝いしてお稚児さん達、18名のにぎやかな献花で式典を始めさせていただきました。白象を引きながら大勢のかわいいお稚児さん達の行列に参拝者も思わず笑顔がこぼれ、笑顔いっぱいの、感謝に溢れた、降誕会となりました。
聖壇や司会、功徳の発表も学生部の子ども達がさせて頂き、明るく、希望に満ちた式典ともなりました。
ご供養後、男女2人のお稚児さんが、み仏さまの前で稚児讃歎文を詠み上げさせていただきました。一生懸命詠み上げる姿から、仏縁に触れることの有り難さ、特に小さいうちからこのように仏縁に触れることの有り難さを感じさせて頂きました。そして、私たちが本気になって苗代となり、多くの豆菩薩さまを育成していくことが大切なのだと感じさせて頂きました。
功徳の発表では、「全国トップリーダー卒業生の集い」に参加させて頂いた学生さんに、学んできたこととして、これから高校に進学するけれど、夢を持って、(友達づくりが苦手な自分だけれども)自分から声をかけていって友達の輪を広げていきたいという決定をお話し頂きました
最後に教会長さんから、外の桜はほとんど散ってしまっているが、今日の象の桜の木は、昨年の雪吊りの時からどの枝が合うだろうかと準備し、栄養剤を入れて今日一番きれいに、命いっぱい咲いています。花御堂の花も種を蒔くところから育ててくださり、美しい花を咲かせてくださいました。
今日の功徳の発表も素晴らしかったですが、これも、教会でのきめ細かなお手取りや親御さんの応援があってこその事。少年部の子どもたちが教会で春と冬のリーダー練成会を8年間、何度も経験して、ご本部のトップリーダー練成へとつながっています。“人を植える”人材育成がいかに大切かということです。
今日、大勢のお稚児さんがお釈迦さまのご生誕をお祝いして、お花を捧げ、誕生仏に甘茶をかけてお祝いさせていただくことができました。これからの日本を、そして世界を背負って立つ子どももたちです。この尊い教えをしっかりと子どもに、孫に伝え、継承していく事が私たちの大切な役目です。と教えて頂きました。
降誕会を機に私たちは、それぞれ自分にしかできない役割・使命を持って願ってこの世に生まれ、かけがえのない尊い「いのち」を頂いて生かされていること、どんな人も「仏性」という仏さまと同じ、あたたかく優しい心を持っているということを改めて胸に刻んで、日々、努力精進させていただき、菩薩を育てる苗代とならせて頂くよう、さらに精進させて頂きましょう。 合掌