5月、新緑の季節。山々の緑も鮮やかに青空に映え、田んぼにも植えられたばかりの早苗が植わっています。とても気持ちのいい季節が到来しました。
毎朝、田んぼの美しく揃った苗を見ながら今年、教団創立80周年の年、創立100年に向けてマザープログラム「惜しみなく つながる ~菩薩を育てる苗代となる~」のあり方を実感しております。
今年、発刊された開祖さまのご著書の表題でもある「菩提の萌を発さしむ」のように、すべての人が「菩提心」の芽を起こしてくださるように祈り、善きご縁を結ばせて頂き、「温かい苗代の私たちになれますように」と願う、ご法と天地自然のはたらきが一体となったひとときでもあります。
教会では、長い連休(舞鶴教会は長期自由参拝)も終わって、久しぶりのご命日。新鮮な気持ちで迎えさせて頂くと共に、5月は、「正五九」というように30年次の初めに立てた目標が半年経って、どこまで実現できたか、何ができていないかと振り返って整える月でもありますので教会長のお説法を通して、下半期の心構えを教えて頂きました。
教会長のお説法では、開祖さまのご著書「菩提の萌を発さしむ」と脇祖さまご法話「若い枝と古い枝」から次の事を学ばせて頂きました。
開祖さまのご著書「菩提の萌を発さしむ」に、
「法華経の『如来寿量品』に説かれているように、『久遠実成の本仏』は、常住不変の存在です。人間をはじめとするこの世の万物は、『宇宙の大生命』ともいうべき『久遠実成の本仏』と同質の『仏性』をもっているのです。(中略)
お釈迦さまは、ご在世当時、入門者の資格として『帰依三宝』を定められました。(中略)その『帰依三宝』に偉大なご遺言の『自灯明・法燈明』を加えれば、私たち信仰者の心得は次の四か条に集約されると思うのです。
『私たちは、宇宙の大生命である久遠の本仏をよりどころとして生きよう』
『私たちは、不滅の真理を説かれた仏陀の教法をよりどころとして生きよう』
『私たちは、同じ信仰の和合衆であるサンガをよりどころとして生きよう』
『私たちは、自分の仏性をよりどころとして生きよう』
これで、私たちの信仰は完璧なものとなることでしょう。」
(「菩提の萌を発さしむ」P255~257)
とあるように、私たちは自分の仏性をよりどころとして、自分から家族や友人・知人、ご近所の人など周りの人々に喜ばれるようなご縁を結べる人になることです。
それは、脇祖さまご法話にもあったように、法に沿える自分づくりに励むことです。それには、(今日、開祖さまご法話DVD映像『いつもにこにこしている秘訣』で学ばせて頂いたように)損得を考えず、『馬鹿になること』、ただひたすら、人さまに喜んでもらえたら嬉しいという心になることです。
お互い様、心して努力させて頂きましょうと、教えて頂きました。
15日のご命日では、「佼成」5月号の会長先生のご法話「楽しく生きる」のかみしめ
として、開祖さまご著書「人間らしく生きる」の中の「楽しく生きるには」というとこ
ろから、次の8項目のことについて具体的にわかりやすく教えて頂きました。
①男は男らしく 女は女らしく
②夢をもつこと
③意識下の自己を明るくすること
④生活に良き間をつくること
⑤レジャーを有意義に活かすこと
⑥客観的に見る習性をつけること
⑦人に譲る気持ちをもつこと
⑧心に柔軟性をもつこと
10日と15日のご命日式典を通して、この8項目を身につけるよう努力し、これからも家族や、お出会いする方々に、喜んで頂けるようなご縁を結ばせて頂ける自分になれるよう、努力させて頂きたいと思わせて頂きました。 合掌