平成30年7月14日  盂蘭盆会式典

   盂蘭盆会とは、目連尊者の故事にならって行われる法要で、ご先祖に感謝のまことを捧げ、人さまと共に幸せに生きる利他の実践をお誓いする行事です。

いつもは、715日にさせて頂くのですが、今年は、近畿支教区の男女部練成会が15日、16日と行われるので、舞鶴教会では、714日(土)にさせて頂きました。


ご宝前

お膳アップ

   ご宝前には、色とりどりのお花、海の幸、山の幸、信士信女、童男童女・孥児の方々のお膳を、真心からお供えさせて頂き、ご先祖さまへの感謝の思いを深くさせて頂きました。

奉献2

奉献1

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奉献右
   奉献の儀では、新盆を迎えられた方を中心にご先祖さまへの思いを込めて、生前お好きだった物などを供えさせて頂きました。諸精霊がここ道場に集まられ、きっと皆さんの真心からの品々を、喜んでお受け取り頂いたことと思います。

副導師

   読経供養では、教会長導師のもと各支部の壮年部長7名の副導師、鐘・木鉦・太鼓・侍者、合わせて13名の聖壇に導かれ、参拝者一同、心を一つにして経典1巻を読誦させて頂き、教会長による今年新盆をお迎えになられた諸精霊位の奉読、支部代表教師による各家諸精霊位の奉読をさせて頂き、大変有り難い読経供養となりました。

 

「盂蘭盆会の意義」を壮年総務さんが、「説法」を副壮年部長さんがされましたが、どちらも亡きお母さん、お父さんへの想い・感謝を新たにされ、今、自分のできることは「ご先祖さまに安心していただける自分になること」、そのために精いっぱい努力精進させて頂くことを誓われました。

 

この壮年さん達の「盂蘭盆会の意義」や「説法」を聴かせて頂いて、本当に自分が現在、存在するのはご先祖さまのお陰さま、両親のお陰さまであることを深く分からせて頂き、今月の会長先生のご法話である、私たちの幸せをだれよりも念じてくださる両親やご先祖の愛心をあらためて、かみしめさせて頂きました。

 

教会長さんのお説法では、次のことを学ばせて頂きました。

  目連尊者が霊界のお母さんの救われを願い供養するために、お釈迦さまに求道されたことから
①衆僧供養(大勢のサンガの人たちが集まって、真心で回向させて頂いてご先祖さまに成仏して頂くこと)が大事。

 

②会長先生のご法話から(「やくしん」より)

 「開祖さまは、困難な中にあっても愚痴を言わず、泣きごとを言わず、いつも

落ち込まず、相手を非難することもありませんでした。何事も笑顔で受け入れ、前進し続けて来られました。(中略)開祖さまが仏法を忠実に生きることを自らに課して教えを実践し続けて来られたのだと思います。開祖さまを特別視するのではなく、同じ修行者として、その後ろ姿に倣い、精進させて頂くことが本会、会員の大切な姿勢ではないかと思います。(中略)開祖さまは常に、信者さん一人ひとりの可能性を認めて、期待をして、信じ続けてくださいました。」

   ↓

    ◎盂蘭盆会を機に、そういう心がけをもう一回見直して、開祖さまのように、自分
     も普段できていないことを努力していこうと決定したら、ご先祖さまが何より安
     心されます。

    ◎このご法の縁にふれている人は、お釈迦さまと同じ願いを宿している。仏性が具
     わっている。教えを自分のものにする能力が具わっているのだから、一乗の世界
     をつくり上げていくように歩んでいくことも、ご先祖さまが喜ばれることです。

 

   ③「菩提の萌を発さしむ」―― P257「あたたかな人間関係を」より

    ◎本当に救われるというのは、心をととのえていかなくてはいけない。お互いさ
      ま、教えを学び直して、実行していく。お導き・身近な人さまに対する慈悲かけ
      を心を込めてさせて頂くことが何よりもご先祖さまが喜ばれることです。そのよ
      うに努力精進させて頂くことをお誓いさせて頂いて、今日の盂蘭盆会を有意義な
      ものにさせて頂きましょう。・・・・・と学ばせて頂きました。

 

  この盂蘭盆会を機に、両親、ご先祖さまの恩を深くかみしめさせて頂きました。感謝の心を新たにし、開祖さまの後ろ姿に倣い修行精進させて頂けることの悦びをもってお導き・手取りに邁進し、ご先祖さまに安心していただける自分になれるよう、これからも努力させて頂きたいと思います。

                                                                 合掌