平成30年12月8日  成道会

128日、成道会は、インド・ブッダガヤの菩提樹下で悟りを開かれたお釈迦さまのお悟りの内容を深くかみしめて再認識し、報恩感謝の誠を捧げ、信者一人ひとりが新たに修行精進をお誓いする日です。

 舞鶴教会では、ご本部の式典と一緒に、式典をさせて頂きました。


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   はじめに奉献曲「明けの明星」にあわせて、学生部、青年女子部、婦人部がインド古来の民族衣装サリーを身にまとって奉献の儀を行いました。お釈迦さまが悟りを開かれた時に天から降ってきたという曼荼羅華もまかせて頂きました。その曼荼羅華の裏面には「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」等の言葉が書かれており、この一年を振り返って一人ひとりが立てる31年次の精進目標のひとつとさせて頂きます。

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次に、ご本部の式典にあわせて読経供養をさせて頂きました。このご法にであえたお陰様で、今の境涯が幸せだと心から思える自分にならせて頂けたことに感謝して、心を込めて読誦させて頂きました。

 

 ご本部式典の後、舞鶴教会では、西舞鶴支部、支部長さんが次のような内容の功徳の発表をされました。

・教会長が舞鶴に赴任されてから9年間、ご指導を頂く中で、私を変えてくださる教会長さんと感謝でいっぱいにならせて頂いた。教会長さんは、私がふれあう相手の仏性を開き、喜んで頂けるような心を養い、態度が身につけられるよう深いお慈悲で導いてくださいます。ご指導頂くことを努力して実践させて頂くことで自分では考えもつかない不思議な体験ができて、喜びが広がることを学ばせて頂いた。

・会員教育Ⅲを受講する中で、この尊い教育に参加させて頂けることに感謝がなかったことに気づかせて頂き、学べば学ぶほど法華経の深さと有難さを感じさせて頂いた。信者さん、一人ひとりにどのように縁を結びながら、お救いさせて頂こうかと意識をもって学ばせて頂いた。

自分のことはさておき、どんな苦しみにも耐え、一切のものを捨て、人のために尽くすことが「勤め難きを勤めたまえるに帰依したてまつる」だと教えて頂き、自分自身も人の徳を褒め称えられるように、又、徳が見えるように、「先ず、人さま」とならせて頂けるようにと願いをもって受講させて頂いた。仏さまのご守護を頂き、教会長さんに念じて頂き、支部の皆さんの協力、家族の応援のお陰さまで1年間受講し、修了させて頂くことができた。


・教団創立100年に向けて一人一人が創造的な歩みを進め、確たる志をもって先輩幹部さんたちのご恩に報いて参りたい。「全ての会員さんとつながり、導きこそ幸福への王道。新たな出会いを求めて動き出そう。青年のつながる勇気を後押ししよう」と定めさせて頂いている。今日の釈尊成道をご縁に導き・手取りに精進させて頂き、深くご縁を結んでいくことを誓願させて頂きます。

 支部長さんの功徳の発表を通して、教えを素直に信じて、行じていくことの大切さ、自分自身の願いをもって精進させて頂くこと大切さを学ばせて頂き、会長先生のお心に沿って、導き・手取りに精進させて頂きたいと思わせて頂きました。

花井布教員さん

12月4日から舞鶴教会に花井布教員さんをお迎えさせて頂きました。私たちは、新しい出会いに感謝の気持ちとわくわく感でいっぱいです。
 この成道会の式典で、花井布教員さんからご挨拶を頂きました。冒頭、花井布教員さんは、この舞鶴へは「私が願って、この地に来させて頂きました」と話されました。と言うのも、お父さんが戦争後、シベリアに抑留され栄養失調で日本に帰されることになり、帰り着かれたのが、この舞鶴であったと言うことでした。「舞鶴の皆さんが温かく接してくださったお陰様で、(父は)生きる勇気をもらったのではないか」と話されました。

本当に、ご縁があってこの舞鶴に来て頂いたのだなと思わせて頂きました。これから、しっかりと、たくさんのことを花井布教員さんから学ばせて頂きたいと思います。どうぞ、宜しくお願いいたします。


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 教会長さんの説法では、次のように教えて頂きました。

成道会の今日を機縁として、さらにお釈迦さまが悟られたことを学んで、それを実行していきましょう。お勉強させて頂くということは、間違いなく自分のものの考え方とか行いのあり方というのが教えに沿っていけることになります。教わったことを実行したら、それが今ふれているご縁の人と、全部新しい出会いになっていき、それが結果を出すわけなんです。

 

 

釈尊は悟りを開かれた時「奇なるかな。奇なるかな。一切衆生悉く皆、如来の智慧と徳相を具有す」と言われ、全ての人が仏さまと同じ心が具わって生まれてきていると教えて頂いています。

全ての人の心の中には十界が具わっている。その十界が互具しているとは、どの心の状態にいても他の心が具わっているということ。全ての人に仏さまと同じ尊い聖なる心が具わっているということが分かったら、開祖さまがご著書「菩提の萌を発さしむ」で教えて頂いているように嫌いな人も好きになれる。「全ての人に仏性がある、仏さまと同じ素晴らしい心が宿っている、後はこっち次第なんだ。」と思って、こちらが、何とかしてあげたいという心になって、これからも努力させて頂きましょうと教えて頂きました

 

 お釈迦さまがお悟りを開かれたお陰さまでこのご法にであうことができたことに深く感謝して、ふれあう人とのつながりを大切に、菩薩行の実践に努力精進させて頂きます。   合掌