令和2年 4月朔日参り・布薩の日


しだれざくら

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春の暖かい光に包まれて、境内地の桜も、美しく咲き始めました。

 おくよう

   舞鶴教会では、4月朔日参り布薩の日に教会長、担当の支部と当番支部の数人で、コロナウイルス感染の収束とお手どり・お導き修行、菩薩行の実践を願って、祈願供養をさせていただきました。

 きもつきさん

   お供養の後、肝付市議会議員さんより、今、舞鶴市が取り組んでいるSDG(持続可能な開発目標:2015年国連で採択された2030年までに国際社会が実現するべき17の目標)について、次のような点をお話いただきました。

 

  ・舞鶴市は、内閣府の「SDGs未来都市」、さらには全国のモデルとなり得る10自治体に与えられる「SDGsモデル事業」に選ばれました。未来に向かって舞鶴市がやることをはっきりと打ち出している点が評価されたものです。

 

・その目指すところは、「子や孫の代までも住み続けられる便利で魅力のある、活気がある舞鶴市!」です。具体的には、諸々ありますが、例えば、AIを駆使して、便利な街をつくり、高齢者サービスや福祉など、人が足りなくなって不便になり、サービスが行き届かないところを、AIを使ってカバーしていこうというものです。

 

  ・推進していく上で、市の目指しているところをいかに市民に浸透させていくかという点が大事になってきます。行政と一緒になって、住民が本当にその気になって、自分たちの手で未来を切り拓いていこうと、行動を起こすことが大切です。

 

肝付市会議員さんからお聞きするまで、舞鶴市がそのような開発計画を推進していることを知りませんでした。4月1日付の「広報まいづる」の初めのページにそれが掲載されておりました。これから、関心をもって、市民の一員として、知り、理解し、協力していきたいと思います。

 また、肝付市議会議員さんが関連して言われていた、昔から日本人が大事にしてきた「自助・共助」の精神、「自分のできることは自分でする。家族でする。できないところは、助けていくださいよ。そして、そう言うからには、自分も困っている人を助けに行きますよ」ということを、今、自分が住んでいる町内に当てはめて、周りの人と触れ合っていかなければと思わせていただきました。

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 教会長さんの説法では、3月23日にネット配信された会長先生のお言葉と、今のコロナウイルス感染対応の状況、肝付市会議員さんのお話に沿って、次のことを学ばせていただきました。

 

★会長先生は、このコロナウイルス感染対応で活動の自粛という状況をいただいた私たちが、どう生きていったらよいのかということについて、人類は、様々な困難に遭う中で、変化を起こして進化し、乗り越えてきて今日があるのだから、コロナウイルスに恐れおののくことなく、腹を決め、今このときにどう進化していったらよいのかと考えていったらよいのではと教えてくださっています。私たちは、今なすべきことをしっかりとらえ、明るく元気よく、精進してまいりましょう。 
            
★一人ひとりを開祖さまが願われているような幸せになっていける方向に導いていくために、一人ひとりに真剣に向き合って、具体的にご縁を結んでいくチャンス、どういう行をして、どう自分の心田を耕していくのかということを徹底するチャンスと捉えて、菩薩行をさせていただきましょう。

 

★肝付議員さんから大変わかりやすく教えていただいた市が進めるSDGsでは、持ちつ持たれつ、自分のできることをさせていただくことが大切です。そういう菩薩行をさせていただくところに仏さまはおられ、私たちを護ってくださるのです。

 

無量義経十功徳品第三番には、諸仏の室宅の中から来たって一切衆生の発菩提心に至るもの、それがご法です。そして仏さまは、菩薩行を行じている者のところに常に住していらっしゃいます。私共が🔸先祖のご供養をさせてもらおう 🔸人さまに奉仕させていただこう🔸少しでもいいことをさせてもらおう 🔸人間として正しい行いをしよう 🔸仏さまの願っておられるような人間にさせていただこう と菩提心を発(おこ)したとき、それに感応されて、そこに仏さまは止まられるのであります(法華経の新しい解釈より)と教えていただいています。

 

便利で魅力のある、活気がある舞鶴市を目指そうと、私たちもまず心がけから切り替えて、大変な状態な時こそ、教えていただいていることを意識してさせていただき、努力精進してまいりましょう。

 

持続可能な社会ということについては、自分さえよければではなく、昔から大事にしているように、みんなが更に助け合って、発展してい
くように取り組んでいくことが大事です。それには、ご先祖さまのご供養をさせていただくことができる人を育てていくことが大切です。

教会においても、我が家においてもできることを精一杯、努力させていただきましょう。

 

 

 コロナウイルス感染対応で自粛をさせていただいていますが、その中でも工夫しながら、菩薩行をさせていただくことが、社会の発展につながっていくのだと分からせていただきました。

本当に、子や孫の時代が豊かな、幸せな世の中になるよう、今自分にできることは何かを意識しながら、教えにそって努力精進させていただくことの大切さを深く感じさせていただきました。

今、舞鶴教会の会員一同、心を一つにして、コロナウィルス感染の収束を願って、朝夕の御供養の中で、祈願供養をさせていただいております。
活動自粛期間が延長されましたが、これからも今日、学ばせていただいたことを心に深く刻んで早期の収束、皆様の健康を願って祈願供養を続けさせていただきたいと思います。
そして、さらに、今自分にできることは何かと、具体的な行動を考え、感染防止に努めながら工夫して実践を続けさせていただきたいと思います。  合掌