4月 教会・宮津連絡所*掲示板


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日々ありがとうございます。

今年は桜が例年より早く開花し、教会境内地に植えられた桜も満開です。
それに続いて水仙・チューリップ・ムスカリなど春の花たちが一斉に咲き、新型コロナウイルス感染拡大を避けるため、様々なことに自粛を余儀なくされ、ともすればふさぎがちになる心を優しく癒してくれています。
 

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 機関紙誌を月末まで届けることができないからと、ご本部から会長先生のご法話を送ってくださいました。教会長さんから、会長先生のご法話をかみしめていただき精進目標を示していただきました。

「佼成」4月号 会長先生ご法話

『偏った見方を越える』
*「自分は正しい」という偏り

✾自分の考えや都合を大事にする私達の見方や偏見を省みて

 すべての善き友のおかげ様と受けとめ行じてまいりましょう。

    ふつう私たちは、自分の考えや行動が間違っているとは思いません。人から「それは一方的な見方ですよ」と指摘されても、自分が先入観や色眼鏡でものごとを見ているとは考えないものです。それでも、たとえば自分にいつもやさしくしてくれる人の言葉は素直に信じられても、批判的な人の声は端から否定するのではないでしょうか。自分の感情や都合を大事にするそういう見方や受けとり方を、私たちは多かれ少なかれしていると思います。これはいうまでもなく自己中心の狭い見方です。この見方が高ずると「私の考えが正しい」「自分の判断は間違っていない」といったとらわれや偏見が強くなって、ものごとを正しく見る目がさらに曇ります。(中略)

*仏性をひたすらに信じる

✾誕生仏に接して自他の仏性を深くかみしめ 本来の心を取り戻しましょう
「みんな仏性」という見方に立てば、偏った見方で人を傷つけたり、争ったりすることはありません。人を批判する前に、「そうか、あの人も仏性なのだ」と思い返すきっかけがあれば、偏った見方をして悩むこともないのです。ただ、誤解されやすいのですが、仏性を信じるというのは、相手のいいところを見るのではありません。
相手を、丸ごと仏性として拝むのです。すべての仏性をひたすらに信じるなかで、私たちは矛盾や葛藤とも向きあい、人として成長していくのだと思います。(中略)
 よけいな先入観などもっていなかった幼いころには戻れませんが、せめて花まつりの日に、釈尊降誕のお姿を彷彿させる誕生仏に接して、純真無垢な心をとり戻し、自他の仏性を深くかみしめることは大切でありましょう。
と、会長先生より、ご法話をいただきました。

 

   教会長さんから、開祖さまのご著書「無限への旅」の中から、心理学者ユングは、「人間をふくめたあらゆる生物は、その奥深いところでは、《共同無意識》でつながっている」と、いっている。人間や生物は、ひとつひとつが独立した別物のように思っているが、それはちょうど海に浮かんでいる島が、みかけは独立しているように見えるのと同じである。海の底を探ってみると、すべての島は大陸でつながっていることがわかる。それと同じように、すべての人間も、生物も《無意識の大陸》でつながっている。

信仰は目に見えないものを信じることである。目に見えないことも、教えてもらった通りに実践していると見えてくる。

また、数学者岡潔博士の「情緒が頭をつくる」「絶えず善行を行っていると、だんだん情緒が美しくなっていって、その結果他の情緒がよくわかるようになり、それで益ます善行を行なわずにはいられないようになるのである」と引用され、

善いことをまごころを込めて繰り返すことで、感性(知・情・意のバランス)が整う。お役のおかげさまで人さまを思いやる心が育つ。情感が行いに現れると、教えていただきました。情緒が整うまでにストレスがたまることもある(我が出る)。その時には菩薩行をさせていただく。

   人材を育てるには、菩薩を育てる苗代の役を心がけて水が必要なのか、肥料が必要なのかなど、目のまえの事だけを見るのではなく、具体的に細かく心を通わせ、お役を頂いてよかったと思ってもらえる菩薩の自覚に立って精進できる人に育てて行くことが大切。

   菩薩を育てる苗代になれるせ役を果たせる人になれるように育てることが大切です。 

   ご本仏さまの精神は、四弘誓願であり、仏さまの手足となって私たちがその手伝いをさせて頂き、
衆生無辺誓願度‥衆生の数は無辺であろうとも、必ず一切を救おうと誓願する。

   ・煩悩無数誓願断‥煩悩の数は無数であろうとも、必ずすべてを断ち切ろうと誓願する。 

・法門無尽誓願学‥仏の教えは無尽であろうとも、必ず学びつくそうと誓願する。
・仏道無上誓願成‥仏の道は無上であろうとも、必ず到達しようと誓願する。
 
ご本仏さまの願いは、開示悟入‥人間は何のために生きるのかをほんとうにわきまえるという仏の智慧をすべての人間が持つことができるように導いてあげたい。


その仏さまになり代わって、私たちが、人々の内に眠る仏性を開いて頂き(開)
仏さまの智慧、すなわち教えを示して(示)
なるほど、自分の人生は、このためにあったのかと、目覚めてもらい(悟)
このかけがえのない仏道を共に歩みましょう(入)
と、呼びかける私たちになることです。と、教えて頂きました。(開祖さまのご著書「瀉甁無遺」P229から)
 
 新型コロナウィルスの拡大が報道されるなかで、自分の感情や都合を大事にした自己中心な見方や行いをしていなかっただろうか?と内省し、視野を大きく広げ、みんな仏の子、すべてが仏性の現われなんだ!という、見方にたって、まるごと仏性として拝み、
 光祥さまが「国際諸宗教の祈り」で祈願して下さった祈りのことばを唱和させて頂きながら、人さまのことに心を寄せられる私にならせて頂いたことがありがたく、開祖さま、会長先生のお弟子になるよう導いて下さった導きの親に改めて感謝させていただきました。

会長先生が、年頭にお示し下さった自助に、心がけ、(3密を避け、手洗い、うがい、マスク等の着用等、場面に応じて、自分が努力すること)
僧伽の仲間で共助して、祈りを深めコロナウイルスの早期収束に努力、精進させていただきましょう。
人さまのことに心が寄せられる人がいっぱい広がるように、自らを、省みながらお導きをさせていただきます🍀有難うございました🙏    合掌

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境内地の紅白の花桃が 今年沢山咲いて下さいました