令和2年10月  朔日参り・布薩の日式典

 境内地の木々も色づき始めました。梨、栗、柿などがたくさん店に並び、実りの秋、真っ盛りの10月です。

 舞鶴教会でも、9月には敬老の日のお手紙を先輩の信者さん方にお届けしたり、報恩会や彼岸会を通して報恩感謝の気持ちを新たにさせて頂いたりとコロナ禍の中にありながらも、今できることをこつこつとさせていただけたことが、とても有り難かったです。

そして、一人ひとりの信者さん方が身近な会員さんや友人知人とつながり、良い縁となって精進させていただいたことが、お導きにつながるなど有り難い実りをいただくことができました。。

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10月の朔日参り・布薩の日式典では、9月に有り難い実りをいただいたことへの感謝の気持ちと、10月のさらなる菩薩行実践の願いを込め、読経供養をさせていただきました。

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 教会長さんの説法では、次のことを学ばせていただきました。

☆舞鶴教会は、お陰さまで、この10月よりご本部から示された「布教活動再開にあ たっての段階別体制の目安」5段階に入らせていただくこととなりました。これからも、気を緩めることなく、さらに手洗い・うがい・マスク、三密を避けることなど注意を払いながら年回供養や地区法座等に励ませていただきましょう。

☆「ご守護は、光より速い」とご本部の説法の中にありましたが、開祖さまは、「念」「一念」は、それよりも速く通じると教えてくださいました。今、「申し訳なかった」と気が付いた瞬間に、相手に通じるということです。今日の中舞鶴支部の組長さんの発表のように、会員教育を受けて、四諦の法門を学んで、自分の心を教えに照らし合わせて考えてみて、「ああ、私のここがよくなかった。申し訳なかった」と気付いて、すぐ実行したら、相手にその思いは即、通じます。実行したら、ふさわしい結果がついてきます。それが、仏さまのいのちのはたらきです。


☆会長先生は、「吾 日に 吾が身を三省す」ということを引用して、教えてくださいました。「省」とは、「はぶく」「かえりみる」ということで、毎日、何をかえりみて、何をはぶくのかということが大切です。開祖さまのご著書「我汝を軽しめず」の265ページ「幸せを味わう」の章に「少欲知足が幸幸せの入り口」とあります。そこには、「『少欲知足』というのは、『欲望をできるだけ少なくして、授かったもので満足する』という精神です。この精神を心身にしみこませていると、いつも平らかな気持ちで、安らかに日々を送ることができて、『自分は幸せだなあ』という感じをしみじみと味わうことができるのです。」と教えてくださっています。

  この「少欲知足」がどうだったかと毎日自分を省み、具体的に自分の行動、心を改め、努力していくことが幸せにつながります。このことを、会長先生の今月のご法話「心が変われば、生き方が変わる」にも教えて頂いています。

  

☆今日のご本の部説法では、「主任さんの顔を見たら涙が出てきた」とありましたが、「〇〇さんの顔を見たら涙が出てきた」と言っていただけるような、そういう有難いサンガ、つながりを目指して、「今日、自分は、お役を果たせていたかな?」と三省(毎日、たびたび自分を省みること)をしながら精進してまいりましょう。

 

☆この10月は、会長先生のご法話「心が変われば、生き方が変わる」に示していただいたように、具体的な方法として、心を見つめる・・・「三省」すること、自分を振り返ってみて、気づいたことを実行させていただいたら生き方が変わります。

 そのためには、教えを学ぶことが大切です。そういう佼成会の教えの醍醐味を皆さんで、深く味わえるように、それぞれ励ませていただきましょう。そして、この秋の実り、教えの実りをしっかりつかんでいけるよう、三密を避けながら、自分から学びの場に参加して、元気に精進させていただきましょう。

 

この組長さんの発表のお陰さまで、10月8日から始まった教育の講座の受講者が、普段の3倍ほどになりました。みなさんの学びたい、努力精進したいというエネルギーに感動いたしました。共に、日々、教えていただいた「三省す」ということを実践しながら、温かいサンガのつながりの中で、行学二道の研修に励み、努力精進を重ね、基本信行を実践しながら、幸せへの仏道を歩ませていただきたいと思います。合掌