冬至を過ぎると畳の目ほどずつ日が長くなる、と亡き母から聞いたことがあります。夕暮れの街に日が沈むのが心なしか遅くなったようで、規律ある自然の営みから学ばせていただくことばかりです。
今年も、「佼成」会長先生ご法話から、ありがたく学ばせていただきました。
毎月、会長先生からいただいたご法話を、教会長さんからかみしめていただき、私たちが精進しやすいように目標を示していただきました。
舞鶴教会包括地域の景色と共に、毎月の精進目標を振り返らせていただきました。
令和5年 | 会長先生ご法話 | 舞鶴教会精進目標 |
1月 | ❀ 健康は最高の利得 | ❁人間も万物もみんなが元気な一年を過ごせるよう「工夫」をさせて頂いて元気に生きる。
❁足るを知ってまわりの人と仲良くし世界中の人びとの福を願って「元気」をはたらかせる。
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2月 |
❀ 「他人事」を「自分のこと」に |
❁仏さまから頂戴した限りある命、生を精いっぱい生きることが大事。
❁命のありようを自分のことと受けとめて 感謝と喜びで日々を送る。 |
・舞鶴湾架かるクレインブリッジ
3月 | ❀ 健康と元気は「心」から | ❁健康維持のため、筋肉鍛錬と心の筋肉の活性化を。
❁目の前に起こる出来事を仏の説法と有難く受け入れる。 |
・天橋立公園から望む阿蘇海
4月 | ❀ 朝が大事 | ❁朝一番に感謝や誓いで心を前向きにすることが 一日の活力の源。
❁「今日ただいま誕生」という新鮮な気持ちで朝を迎え、前向きな心で朝のスタートをきる。 |
5月 | ❀ 自分を思いやる | ❁まず「自分」が明るく元気になって思いやりの輪を広げていく。
❁自己の尊厳を大事にして現象をありのまま受けとめる。 |
6月 | ❀ 季節の風物に心を寄せて | ❁ 地球の美しさと神秘を感じとれる人は、生き生きとした精神力をたもちつづけることができる。
❁この星で大切なのは、他を攻め争うことではなく お互いの命を讃えあうこと。 |
・金剛院 梅雨はじまり
7月 | ❀心身を養う「食」とは | ❁ 常に人を思いやることのできる人間になるために心に良質な栄養を取り入れること。
❁仏の教えを学び人にも伝えあらゆるおかげさまに感謝して生きるなかに健康で幸せな人生がある。 |
・若狭湾 野原峠から望む
8月 | ❀安心して生きるために | ❁真に健康で元気に暮らすにはすべての国が滅びることのない手だての実現に努める。
❁一人ひとりがかけがえのない自らの命を愛し、他を愛し尊ぶ世界を築く。 |
9月 | ❀ 欲ばりは煩いのもと | ❁欲望を貪り求める人には苦しみが待ち受けている。
❁「小欲知足」必要十分な量であることに喜んでいる。 |
10月 | ❀ 心も体も傷つける「怒り」 | ❁簡にして要を得た怒りの抑制法を心得て毎日笑顔で。
❁人に譲る気持ちで損を引き受けるほうが得だ。 |
・舞鶴公園
・五朗ヶ岳より望む雲海
11月 | ❀ 愚痴はほどほどに | ❁人さまの愚痴を聞かせていただく受け皿のような私たちであること。
❁自己中心の欲望や怒りをつのらせ愚痴の病に冒される。 |
12月 | ❀いつでも元気 | ❁ご法にめぐりあえたことのすばらしさ、有難さをかみしめ、生老病死の苦しみをあるがままに受けとめ、日々を感謝で。
❁災難も病も善知識ととらえ、心静かにたくましく前へ進む智慧にめざめる。 |
☆会長先生は、1月号のご法話の中で
「人間を含む万物一切のおおもとは、いきいきとした『気』のはたらきにあふれているという見方ができますから、私たちは本質的に『元気』な存在なのです。……もともともっている『生のエネルギー』のはたらきを損なうようなことをしないで、私たちは健康で元気に生きることが大切だと思うのです」と教えてくださり、私たち信者が『元気』な1年を過ごせるようにと願って毎月のご法話をくださいました。
自分にとって嬉しいことも悲しいこともみんな善知識ととらえて、仏さまの智慧を身につけていけるよう来年も精進していきたいと思います。
今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
合掌