令和2年5月1日 朔日参り布薩の日


こいのぼり
<青空に広がる鯉のぼり>

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<境内地のすずらん>

さつき
<境内地のつつじ>

青空に、新緑が鮮やかに映える、さわやかな季節となりました。


5月の朔日参り・布薩の日のご供養では、コロナウイルス感染の収束を願い、併せて舞鶴教会会員の菩薩行実践に対するご守護を願って、真心からお経を読誦させていただきました。

ごくよう

教会長さんより、このコロナウイルス感染緊急事態宣言期間中の過ごし方に関わって会長先生のご著書「明日に向かう」から学ばせていただくことが大切と教えて頂きました。

会長先生のご著書「明日に向かう」の「親も子も共に」(P208~P210)という章の中で教えていただいていることは、

毎年やってくる春休み、夏休み、冬休みなど長期間の休みは、子供たちにとって大切な時間です。この時期に子供は心もからだも成長します。長期間の休みを意義あるものとするための3つのことを提言したいと思います。

① 伸び伸びと自然と親しむこと、です。 

② 宗教的な雰囲気の中で過ごさせることです。
・子供たちを山や海に連れて行っても朝夕のご供養をキチンとさせるとか、家庭でもご宝前のお給仕を見習わせ、仏さま、ご先祖さまに手を合わせる習慣をつけさせる絶好の機会にするのです。

・ご先祖さまを尊ぶことの大切さを教えることも、人間教育・情操教育として大変大事なことです。

③ 親子ともによい習慣(しつけ)を身につける機会にすることです。

・よい習慣を身につけられるよう親子が一定の規律や目標をもうけて過ごすことが大切です。

・長期間の休みは、親と子のコミュニケーションを密にする」絶好の機会です。(中略)日常生活の中で「こうしなさい」「あれをやってはいけない」と、いって聞かせるだけでは効果がありません。「やってみせ、やらせてみせる……」といわれるように、親も子も共に、それぞれの役割を喜んでやること。それがもっとも効果のある〝しつけ〟です。しつけは〝躾〟と書きます。大事な宗教や道徳を身につけることを意味した文字であります。長期間の休みはその絶好の機会であるといえるでしょう。―

です。

ご供養後、教務部長さんから、このように会長先生のご著書の中で教えていただいていることを、このコロナウイルス感染拡大対応に伴って、多くの大人や子どもが家にいる間の過ごし方に活かしていこうということを学ばせていただきました。
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また、ご自分の長女さんとの関わりを交えて話され、子どもを信じる親の心のあり方が子どもとの強く、深い絆をつくり上げていくうえで大切なのだと学ばせていただきました。

家族で家の中にいる時間が、多くなったことをチャンスと捉えて、会長先生が教えてくださっていることを1つでも2つでも、実践させていただき、家族で喜びあえることが増えれば有難いですね。

教会長さんのお話の中では、次のことを学ばせていただきました。

☆この長期の自粛期間には、親のあり方が大切です。親が教えを実践しないと子どもには伝わりません。今、身の回りでできることがたくさんあります。親が本物の信仰者になることが大切です。会長先生のご著書「明日に向かう」のP27、「二・信仰の大道を歩む」には、

本会の目的は、そのまま私たち会員一人ひとりの目的でもあります。信仰の大道をいく立正佼成会の会員にとっては、まず自己の信仰を充実し、魂の浄化に全力を注ぐことが基本であります。(中略)

魂の浄化とは、正法に帰依し、仏性に目覚め、自己の煩悩を解脱し、世のため人のために尽くすことであり、喜びも悲しみも世の人々と共にすることです。そうした魂の浄化は、人々の救いに献身することの中で成されていくのです。人々を救うこと、魂の浄化、人格の向上、これらはすべて一つの修行であります。私たちは、すべての人々を救うという、尊い信仰の目的を達成すべく、共に前進しているのです。この菩薩道の実践こそ、私たち会員のめざすものであります。―

と教えていただいており、またP26には

―「私たちは、あくまでも、個人の魂の浄化による、人類全体の救いを志向するという、信仰の大道を歩むものなのです。だれが何といおうと、これが正しい道であり、最高の道であると信ずるからであります」と会長先生(※現在の開祖さま)は説かれます。力づよいお言葉であります。信仰の大道を見失ってはならぬ、正しい道、最高の道を歩めという、厳しい戒めのお言葉であります。―

と教えていただいています。

是非、貪瞋痴の心をだんだんきれいにし、本来具わっている明るく、優しく、温かい自分の本性を光輝かせていく、そのために信仰をさせていただきましょう。ともすれば、人を批判する刃に変わってしまう心を、本気になって内省して、調えていけたら素晴らしいですね。

☆青年、学生、少年部の人たちは、ぜひこの機会に、開祖さま、会長先生の教え、仏教を学んで自分のものとし、生きる柱にできるよう徹底して学んでほしいと思います。この法華経の中には、「より美しいもの、より善なるもの、より真なるもの」が余すところなく説かれており、「いつでも、どこでも、だれにでも」当てはまる、世界中の誰にでも当てはまる教えが説かれています。

☆佼成5月号の開祖さま法語録に「何事にしても、正念が大事です」と教えていただいているように、世のため人のために布施行をさせていただいて、それを一心にさせていただいていると貪瞋痴の心が薄れていきます。そこを目指して励ませていただきましょう。「一心」が大事です。正念(常に正しい心を持ち、正しい方向に心を向け続けること)が大事です。人さまの幸せのために本気になって取り組ませていただくこと、具体的に行をさせていただくことが大事です。

☆今月も、コロナウイルス感染拡大防止のための自粛の中にありますが、会長先生ご法話「悠々として、心安らかに」の中で教えていただいていますように、もう仏さまにお任せして、自分ができる努力をしっかりとさせていただきましょう。

貪瞋痴の心を浄化していく道は、こつこつと菩薩行をさせていただくことのほかには、近道はないのだと思わせて頂きました。

今、人さまのために、少しでも善いことをさせていただこうと思える自分にならせていただいていることに感謝です。多くの人のお陰さまで今の自分があり、多くのお陰さまの中で生かされている自分であることを

改めて深く感謝しながら、自粛の今の状態にありながらも、自分にできることをしっかりと努力させていただきたいと思います。   合掌