平成29年4月1日(土)  朔日参り(布薩の日)式典

DSC_1122

DSC_1123

厳しい寒さも緩み、暖かい日差しに、吹く風に春の訪れを感じる有難い季節となりました。

4月に入り、新一年生や新入社員となって新生活をスタートされる方々も多いことと思います。

舞鶴教会でも4月1日が今年度の修行精進の方向を確認し、新たなスタートになるよう願って、朔日参り布薩の日式典を行わせて頂きました。

功徳の発表では、3月18、19日に教会で実施した少年部練成に参加された小学6年生の児童が、開祖さまについての学習、『6つの誓い』を通して、「人のことを思って行動することは、自分が成長することになる。この『6つの誓い』の1つでも実行して、自分も開祖さまに近づきたいと思った」ということを発表されました。この4月、中学校へ進学するにあたって、「バスケットボール部に入りたい。早く動くことは苦手だけれど高いところのボールを取るのは得意。私にしかできない事があると思って頑張りたい。人も大切にしていきたい。勉強も部活も、学生部も頑張りたい」と抱負を話されました。

続いて東舞鶴支部の会計さんが、3月19日に支部ごとに地域の会場を借りて実施した彼岸会について発表されました。支部長さんから「出たくても出られない人もある。お役をさせて頂けることに感謝して、させて頂きましょう」と心構えを頂いてから準備にかからせて頂いたら、みんなで心を一つにしてさせて頂くことができたこと、人材育成を願って、「彼岸会の意義」の発表のお役を少年部の子にして頂いたら、家で親に何度も聞いてもらってから本番に臨むことができ、親の教化にもつながったことなどを発表されました。これからも「テーマ」にそって修行をさせて頂く事、各家のご命日を、つながりを大切に一家一家、コツコツと取り組んで行きたいと発表されました。

教会長さんのお説法では、法華三部経の無量義経、徳行品の「頭目髄脳 悉く人に施せり・・・我復咸く共倶に稽首して 能く諸の勤め難きを勤めたまえるに帰依したてまつる」のところから、①生活の中で実行していくことによって、基本的なことが身に付く。朝夕の御供養もあげるだけでなく、一節でもいいから関心を持って、紐解くと身に付いていく。②この一節に書いてあるように長い間、どんな苦しみにも耐え、一切のものを捨てて、ただただ私たち衆生を救うためにおつくしになった

お釈迦さまのようになれるよう心から教えを信じて、実行させて頂こうという心になったら、必ず仏さまは「善哉、善哉」と後押ししてくださると教えて頂きました。

 常住此説法「その人しかできないことがある」では、開祖さま、仏さまの心は「一刻も早く自分の財産を渡したくて、受けとって頂きたくてたまらない」、一人ひとりが身近な人を幸せにしてあげられる人になれるよう、あらゆることを仏さまのおはからいと受け止めて、自分のできることをさせて頂くことが大切と教会長さんから噛みしめて頂きました。

また、4月号の佼成では、開祖法語録を中心に教えて頂きました。

★「自然界のすべてのものが全力をあげて生のいとなみに動き出す」のところでは、自然界のすべてのものの中には私たち人間も入っていること。『生のいとなみ』とは、『人を救い 世を立て直す』ということであり、そのために『お導きの行をしていくこと』『相手に聞いてもらえる自分にならせて頂く』ことが大事であること。

★人間向上のためには①ひきしまった精神と②きびしい修行が必要であること。

 すべての修行の中に中耕・除草・消毒・追肥のはたらきがあり、それらが相乗効果を発揮して、人格完成という作物をぐんぐん太らせていく。お導きをさせていただくには、自分が心に得られた収穫(作物)をもっていることが大切。

  朝夕のご供養は、心の表土を柔らかに耕して、仏さまの生かす力がとどこおりなく心身へ入り込むようにする作業、法座の修行は日常世俗の生活によってはびこってくる我の雑草を取り除く役目、教会への参拝をすることは、心の病気の起こるのを予防し、心にとりついた害虫を駆除する強力なはたらき、1年に最低1回の本部団参をすることは仏さまの教えをあらためて深く胸にしみこませ豊かな養分として吸収させる役目をもっている。

会長先生のご法話「時間の浪費」では、無駄に見えるようなことも、自分をより向上させようとしていく、体を大切にしようとしているそれぞれの大切ないとなみ。たまにはゆったり、リラックスする時間をとることも大事。大調和の中で生かされている私たち、まず人様のため「テーマ」をもって日々、努力していきましょう。

また、「不思議を観じよう」ということで天地自然に生かされている私たちだからこそ、お互いを尊重して、助け合って、仲良く生きていきましょう。

草花の萌える出ずる春を迎えて、いのちの不思議さを観じ取って、不思議なご縁で夫婦になり親子になり、サンガになっている私たちですからお互いに尊重し合って、助け合って、ますますお導き慈悲かけの行をさせて頂く。そのはたらきをしている人は無駄な時間を過ごしていないわけですから、

全力をあげて生のいとなみに取り組んで参りましょう。

以上のように、教会長さんからご指導頂きました。教会の周りにも小さな春が萌え出しています。

「自然界のすべてのものが全力をあげて生のいとなみに動き出す」とある中に私も入っているのだと教えて頂いたことが新鮮でした。その自覚を持って、お導き、慈悲行にこつこつと動かせて頂きたいと思いました。改めて「さあ、スタート!」です。ありがとうございました。  合掌

<春、萌え出ずる春・・・>
お釈迦さまのお誕生を いのちいっぱいにお祝いしている舞鶴教会境内の草木たちも
一斉につぼみが膨らみはじめました

しらうめ最小  小 紅梅 すいせん

<降誕会に向けて お花のお役の方が
昨年から種をまいて丁寧に育てられた色とりどりのお花など
まごころで準備させて頂いています>
はなみどうぶろぐ

DSC_1106

DSC_1105