戦争犠牲者慰霊平和祈願・引揚桟橋ご供養

令和6年8月10日(土)、舞鶴教会に於きまして、戦争犠牲者慰霊平和祈願並びに脇祖さまご命日式典をさせていただきました。
 ご宝前には、開祖さまが授けてくださった霊号がお祀りされ、お香・燈明・お花・お菓子・各支部、婦人部さんの心のこもった奉膳がお供えされ、教会長導師の本、戦争で犠牲となられた方々の慰霊平和祈願供養をさせていただきました。

ご供養後、文書布教部長さんより

開祖さまご著書「平和への道」を学習いただきました。

「平和とは「人と人との間、人と自然との間に和やかさと順調さが保たれている状態」をいいます。(中略)ところがもっと深く考えてみますとたんに人と人との間が和やかであっても、自然と人との間が順調でなかったらけっして平和であるとは言えません。人間の生き方が大自然のあり方に同調しそこに大きな和の姿が保たれているときこそ人間はほんとうに安らかであり幸せです。(略)
人と人との間の平和は、どこにあるのか、どうしたらそれを成就できるか。わたしは、心と形の両方から追求していかなければ絶対にそれは完成できないと思います。まず第一にたいせつなのは心から広がっていく平和です。ひとりひとりの人間の心が平和的になり、その平和的な心が結び合えば、世の中が平和になることは必至です。
逆にいえばどんなに世の中のしくみを変えてみたところで、人間ひとりひとりの心が平和的にならなければほんとうの平和というものが成就できるはずはありません。
*平和とは人と人との間にあるもの。
*平和とは自然と人との間にある。
*人間は宇宙法に随順して生きるべきである。
(平和への道)

と学ばせて頂きました。

教会長さんの説法では、
開祖さまが授けてくださった霊号というお戒名
奉回向 戦争犠牲者 尽十方法界 諸精霊位】
には、会員綱領に「家庭、社会、国家、世界の平和境建設のため菩薩行に挺身することを期す」とあるように佼成会の会員になったらこのことをかみしめながら日々過ごさせて頂く事が込められています。家庭、ご近所はもとより社会で争わないこと。争いがあったら楽しくなるように仲良くなるように変わっていかないともったいない。日本だけでなく世界中の生きとし生けるものが助け合っていくことが大切で、殊に食料品や様々なことを輸入にたよらなければ賄えない私たちです。会員としてこのことをしっかりかみしめて、日々戒名を奉読させて頂きましょう。
と教えて頂きました。

                        夏休みに帰省してお参り

翌11日(日)は、引揚桟橋に於いて青年部が「第14回戦争犠牲者慰霊平和祈願供養」をさせて頂きました。今年は横須賀教会から25名の方々も皆さまが参拝してくださるというお手配の中、男子部長導師のもと
奉回向 戦争犠牲尽十方法界諸精霊位
舞鶴引揚げ者にまつわる 一万六千二百余名 信士・信女 童男・童女霊位
十方法界有縁無縁の諸精霊位
広島原爆殉難犠牲者 信士・信女 童男・童女霊位
長崎原爆殉難犠牲者 信士・信女 童男・童女霊位
沖縄戦犠牲者 十方法界有縁無縁 法妙戦病横死之諸精霊位
の追善供養をさせていただき、諸精霊位の慰霊と共に、世界各地の戦争・紛争の平和的解決がなされ、争いのない世界が実現し、ひとりひとりの心が平和でありますようにと祈らせていただきました。
その様子をYouTubeで横須賀教会の皆さんに配信させていただき、平和についての学びを共有できたこととてもありがたいご供養となりました。

      

                     横須賀教会の皆さんと共にご供養

横須賀教会 佐藤教会長さんより
 野田頭教会長さんに育てていただいて今がある私たちです。野田頭教会長さんより、日ごろから平和学習の大切さを教えて頂いていましたので、コロナも少しおさまった昨年は広島へ、そして今年は京都、引き揚げ桟橋の舞鶴へお手配をいただきました。舞鶴に引き揚げてきた祖父の命日が10日なので、昨日ご供養の中でお戒名を読み上げさせて頂きながら舞鶴へ行ってきますと報告させていただきました。
 先ほど、ご供養させていただく中でこの桟橋に引き揚げてこられた1万6千人の方々の思いがいっぱい込められているのだなあと思わせていただきました。
 今日は舞鶴教会のみなさんと平和祈願が出来たこと心からありがたく思います。
とお言葉をいただきました。

舞鶴教会 野田頭教会長さんより
開祖さまに授けて頂いた霊号
【奉回向 戦争犠牲者 尽十方法界 諸精霊位】
には、東西南北、四維、上下のありとあらゆる世界の戦争で亡くなった方々どうぞ安らかに成仏してください。平和の取組みをする人の力になり応援してあげてくださいとの願いが込められています。
今日はすべての方々のお幸せを祈らせていただき、日ごろから友達やまわりの人々に親切にできるように、心が安らぐようなそういうはたらきのできる私たちにならせていただきましょう!
とお話しいただきました。

🕊この引揚げ桟橋ご供養を機縁として、会員綱領に「家庭・社会・国家・世界の平和境建設のため菩薩行に挺身することを期す」とあるように、まず自分の心が平和であるかどうか自分を振り返りつつ、家族に喜んでいただける自分になれるよう日々精進させていただきます。  合掌

                 

横須賀教会サンガのみなさんお迎え準備
平和を願う輪が広がっていくことを願いつつ❤❤