日々ありがとうございます。
11月15日開祖さま生誕会をさせていただきました。11月15日はご本尊さまが勧請された日、また、会長先生が法燈を継承された日でもあり、幾重にもおめでたい事が重なっている善き日、陽の光が明るく温かく道場に差し込みお天とうさまもお祝いしてくださっていました。
ご宝前には各支部からの奉膳、お供え物、婦人部さん手作りのバースディケーキ等々、開祖さま生誕をお祝させていただくお品が沢山捧げられました。コロナ禍の対応も少しずつ緩和され、信者さんも沢山参拝させていただくことができ喜びいっぱいの式典となりました。
教会長さんから次のようにお説法いただきました。
・開祖さま
開祖さまは人々の物心両面の幸せを願われて、誰一人取り残すことのない100パーセント救われる大法則はないものかと道を探し求めて信仰遍歴を重ねられた。お嬢さん(三女)の病気を通して、新井助信先生とのご縁をいただかれ万人が救われる「法華経」に出遭われた。本当に人を救い世を立て直すには法華経に込められている真の仏教精神を弘めるよりほかないと確信し、仏さまの色んなはからい、不思議なお手配を感じ取って「立正佼成会」を創立してくださった。
・ご本尊さまを勧請
昭和20年「ご本尊さまを11月15日開祖さまの誕生日に勧請せよ」とご神示があったが、開祖さまは急性肺炎を患って40度の高熱を出されていた。11月14日そんな状態の中で水行をとられ、<久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊>の御尊名をご尊牌に謹書され勧請の準備をされた。15日の朝になっても熱は引かず、仏さまにお伺いをたてられた。「お釈迦さまを見習ってほんとうの出家の気持ちになり、命がけでご法に精進する決心になれば熱は即座にひくであろう」とご指導いただかれ、「今からは家族のことを忘れて、お釈迦さまの歩まれたように、衆生救済の聖業に没頭いたします」と誓願をたてられた。それから1時間も経たないうちに熱がすっかり下がり、ご尊牌による本仏釈尊本尊の久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊の勧請式をされた。その晩夜行列車で身延山へお礼参拝に向かわれた。
・大聖堂に勧請の本仏釈尊像
製作は錦戸新観氏に依頼。錦戸氏は開祖さまがおっしゃる仏像の姿、多宝如来さまがおられて、四大菩薩さんがおられて、ご本尊さまが立像で…どこかにあるかと、仏教伝来のスリランカ、中国、などを尋ねまわられたけれどどこにもなかった。そこで毎日朝3時に起きて三部経を読んで読んで、お経をあげさせていただいて
〇方便品第二――「その時に世尊三昧より起って…」
〇見寶塔品第十一――「釈迦牟尼仏この座に就きたもうべし。即時に釈迦牟尼仏その塔中に入り、その半座に座して結跏趺座したもう。…」
〇嘱累品第二十二――「その時に釈迦牟尼仏、法座より起って大神力を現じたもう。…」
開祖さまが願われたご本尊さまが3年の歳月を費やして完成された。体内には開祖さまが 83日間かけて毛筆で謹書された法華三部経10巻が納められた。
光背には「三乗ノ三業受持ノ修行コソ涅槃ノ妙境ニ至ルノ大直道タリ」と謹書されている。
三乗(声聞乗・縁覚乗・菩薩乗)とは、精進して仏さまに近づいていくことを乗り物と譬えられている。
声聞乗=聞いたことをやろう!と言う人。
縁覚乗=どういう意味があるのだろう等々色々考えて納得する人。
菩薩乗=かたっぱしから良いことはどんどん実行する人。
人間を声聞乗・縁覚乗・菩薩乗と三つに分けて、修行次第で変わって必ず仏さまに近づけると教えられている。
三業とは、身・口・意の三つの行い。
その人の持ち味のまま、自ら経験して自分にできる学び・実践をしていけば必ず誰でも素晴らしい社会貢献ができる。仏さまのような人になれる。そのままの自分でそのままの心で修行すれば救われる。
一人ひとり自分を大事にして、自分の持ち味を人さまのためにお役に立たせていただく。そのような生き方をさせていただきましょうと願って開祖さまが会を創立してくださった。
あれが上とかあれが下とかこだわるのではなく、三乗そのままでいいから世のため人のために自分のできる菩薩行をしていきましょう。そうすればみんな仏になれると開祖さまは願っておられる。
一人ひとりが自分を大事にして、できることをさせていただければいい。うらやむ必要もない。お互いさま持ち前のものを人さま、まず家族にさせていただくことをお誓いしたら、開祖さまはお喜びになる。そういう考え方を学ぶ会員にならせていただいて、親孝行、先祖供養、人には親切にしていくこと、開祖さまのお心を実践させていただきましょう!
・サンガの支え
サンガの支えは金や物には代えられないありがたさ、尊さがあることを思う。開祖さま生誕会を迎えて改めて、支部長さん、主任さん、組長さん…サンガの仲間の大きな慈悲の力というものが何よりも人生の宝物となっていると感謝でいっぱいになる。
サンガの仲間が支え合って、また、まわりの人に「いいなあ」と言われるようなご縁が結べるようになれば益々ご法が広がっていく。お互いさま今日の生誕会を機に、もう一度自分はどう心がけて生きているかということを反省して、近所のお付き合いとか様々、もっともっと温かい血の通い合うような状態を作っていかなければとお誓いさせていただきたいと思います。
と、教会長さんから説法をいただきました。
🍂先日ある会員さんから「ご主人と一緒にお茶を飲みにいらっしゃいませんか。」とお誘いの電話があり、夫と一緒にお邪魔させていただきました。夫はふだん教会には足を運べませんが、支部活動の一つ、地区にあるお寺に月に一度清掃活動に行かせていただいていることから、この会員さんとは親しく関わらせていただいています。教会でのこと、孫の事、日常の何げない様子を口々に話してゆったりと午後のひと時を過ごさせていただきました。
このひと時が穏やかな気持ちをもたらせてくれたお陰さまで、おもてなしの大切さに気づかせていただきました。
私も近所の方を我が家にお誘いしお茶を飲みながら、日ごろ思っていることをお話しする機会を作ろうと思いさっそく近所の方をお誘いし、ゆっくりとお話を聞かせていただきました。「毎日家にいてテレビを見て一日が終わる。今日は気分転換ができて嬉しかった。」「元気が出た。」「また誘って!」と、とても喜んでいただきました。
これからも家庭や地域の方と血の通い合う関係を築き、ご法をお伝えさせていただくことを心に日々精進させていただきます。 合掌