令和5年4月の精進
青もみじを透かして届けられる光や、鯉のぼりを泳がせる風など、 自然の営みの心地よさに幸せを感じる今日この頃です。
佼成4月号、会長先生のご法話「朝が大事」から
教会長さんより
朝が大事ということは、すべて始まり・スタートが大事ということ。
人生には節目がある。「新学期」など。節から芽が出る。節目を大事して教えを人生に活用して人生観にしていくことが大切。
と教えていただきました。
応供 =供養を受けるにふさわしい人。あらゆる意味での尊敬を受けるに値いする人。
正徧知 =この世のあらゆるものごとに普くゆきわたる正しい智慧を具えた人。
明行足=智慧と実践の二つが満ち足りている人。
善 逝=いろいろなものごとにとらわれない人。
世間解=どんな人の境遇をも理解することの出来る人。
無上士=この上もないりっぱな人。最高の人。
調御丈夫=どんな人をも思うままに教え導くことのできる人。
天人師=天上界の人・人間界の人・あらゆる生あるものを導く人。
仏 =悟った人。
世尊=世の中で尊重される人。
一番大事な事は、応供=供養に値する人である。例えば自分が困っている時に助けてくれた人、就職がなかなかできないところを、仕事の世話をしてくれた人、自分が願っていることを応援してくれたり助けてくれたり、結婚のお手配に力を注いでくださった人などである。
教え導いて救ってくださった導きの親、お世話になった方々のお陰さまで今の自分がある。その方たちにどういう供養をしているか。ほんとうに有り難いと思ったらそれが行動の上に現れてくる。感謝の行動にならなくてはならない。一番喜ばれるのは、お導き・お手取りをさせていただくことである。
まず自分が妙(心)・体(姿)・振(身の振り方、行動)を、まわりの人が楽になるように、まわりの人が安心するように心掛けること。また、身の回りを清潔に保つことも大事である。
相手がいかにしたら成長できるか、喜んでもらえるかを考え、無償の愛でご縁を結ぶこと。相手に菩提心が起こるような触れ合いをしていくこと。
それは人のためにやっているのではない。自分の徳が満ちてきて、色んな事柄が家族や職場に現れてより良くなっていく等、物心両面にわたって有り難い状態になるようなことをしていかないといけない。
諸法無我(持ちつ持たれつ)の中で生かされている私たちであることを自覚すること。そして、自分も供養を受けるに値する人になること!
そのように教えていただきました。
今まで、どれほどの方にお世話になって今の私があるのか、諸法無我の教えを何度も何度も教えていただいているのに、自分の力だけで生きているような気持ちで毎日を過ごしていました。これからは、ふれ合う方とのその瞬間瞬間を、相手に喜んでいただけるような妙・体・振になるよう心がけてまいります。また、これまでに受けた様々な恩に感謝し、お導き、お手取り修行に励ませていただきます。
今年次の修行もはや12月から数えて半分近くが過ぎようとしています。木々が芽吹き、若草を茂らせるように、ぐんぐんと勢いよく元気にサンガのみなさまと共に精進させていただきます。 合掌