令和5年 第13回 引揚桟橋ご供養

  8月11日、朝の8時から引揚桟橋に於いて、青年部が中心となり、戦争で犠牲になられた方々や引揚桟橋にまつわる諸精霊のお供養をさせていただき、平和への祈りを捧げさせていただきました。  

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  夏の日差しの暑さ厳しい中、お供養をさせていただきながら、戦争で様々な思いをされて亡くなられた方々のことを思い、今、平和に日常生活を送らせていただいていることへの感謝を新たにさせていただきました。

 また、今年は、福知山教会からも青年部、壮年部の方々がご供養に参加してくださり、共に平和への祈りを捧げていただくことができ、大変有難かったです。

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ご供養後、導師、脇導師、司会のお役をさせていただいた青年部、学生部の人たちが、引揚桟橋のご供養をさせていただいて感じた事、思ったことを発表させていただきました。

<青年部、学生部の発表>

🌻毎年、このご供養に参加させていただけることが、当たり前ではない、本当に有り難いことなのだと感じました。たくさんの皆様のお陰さまで今日の引揚桟橋でのお供養ができたことに感謝させていただきます。ありがとうございました。

🌻夏が来ると戦争の事を思い、今日この引揚桟橋でご供養をさせていただき、親子でご供養のお役をただいたことに仏さまのおはからい・不思議なご縁を感じ、感謝でつとめさせていただきました。

普段の生活の中で色々な気持ちになりますが「戦争は自分の心の中から起こる」としおりにもかいてあるので、自分の心を見つめて精進し、子や孫にも平和な世界が残せるようにしたいと思います。

🌻導師のお役、誠にありがとうございました。戦争で亡くなられた方々への慰霊と平和への祈りをかみしめ、ご供養をさせていただきました。私の両親は、戦争を経験し、「今ある平和は当たり前ではない」と言って毎日感謝で暮らしています。多くの犠牲者の方々のお陰さまで今の平和があることを、子や孫にも伝えていきたいと思います。今日はありがとうございました。

🌻昔、戦争があって、ここは、引揚桟橋だったことを感じさせてもらった。今でも戦争があるけれど、戦争は色々な心、気持ちから起こる。優しい気持ちを常に持っておけば戦争がなくなって、平和になると思った。戦争をしないような人が増えたら平和になると思うので、自分も優しい気持ちを持って、人にも優しい対応をして、過ごしていきたいと思いました。ありがとうございました。

 教会長

教会長さんからは、私たちのお父さんやお母さんなど、先人が辛い思いをしながら、私たちのために頑張ってくださって今がある。戦争には負けたわけですけれども、天皇陛下は、「自分はどうなってもいいから、日本国民を助けてほしい」とマッカーサー元帥に言われた。このことが今の日本の発展につながっている。

争いは人の心から始まるのだから、まず私たちが、平和な家庭、平和な友人知人の関係を結んでいくことを広めていくことが平和への近道なんだということがこの「地球と人類の運命を今 あなたが決めるのです」という本に書いてある。

今年も、暑い中、真心からご供養をさせていただきましたけれども、ぜひ、これからの人生、職場においても、学校においても、町内会においても、佼成会の仲間のふれ合いにおいても、辛い思いをしている人を助けてあげる。そういう思いやりのある自分になって、その輪を一人、また一人広げていける行いをさせていただいたら、いっぺんに平和になっていけるというのが、私たちの開祖さまの教えです。そういうことのできる人の輪を広げていくことをお誓いして、日々努力していくことが、一番戦争で亡くなられた人が喜んで成仏してくださるエネルギーになるのではないかと思います。そんな思いで、周りの人に対する思いやりの実践を決定(けつじょう)させていただいて、今日、ご供養させていただいた諸精霊にお誓いをさせていただければと思います。

これからも、みんなで仲良く、平和な、元気な生活ができるよう励ませていただきましょう とお話しいただきました。

この八月、原爆記念日、終戦記念日を通して、戦争について考えることができました。生活の中で湧いてくる色々な思いに蓋をすることなく、しっかりと自分を見つめ、周りの人との平和なつながりを心がけ、身近な人に思いやりをかけていける自分になれるよう、日々、努力、精進をさせていただきます。合掌