水子童男童女供養式典後、本部教務グループ佐藤和代氏より講話があり、お父様の死を通して、辛い体験の中から、開祖さまからの教えの素晴らしさに目ざめられたお話の中、命というテーマをもとにお話されました。
父が癌で亡くなる前に、父は今までの人生を全然後悔が無いって言ったのですが、火葬場の人がこんなぼろぼろになった骨を見たのは初めてと言われ、失望と悲しさを人には言えず、十年間心に持っていた思いが、野田頭教会長さんより“本当に今世お役を果たしきったのですね”と言って頂いた言葉で有り難さに変わり、失う命にも意味があるのだと私の中では思えるようになったのです。
父が“後悔がない”っていう立正佼成会の教えって何なのかに答えてくれたのは野田頭教会長さんのご縁だったのです。こうゆう事で菩薩行するのだと真心で精一杯、開祖さまも教えを伝えて下さったお蔭様で、父の死が私を本当に導いてくれた大事なご縁だったのだと言うことが、今は本当に喜んで言える私になりました。
また、子育てにおいて大切なことを開祖さまのお言葉の中で、“子供は仏様からの授かりものなんだ、子供との縁を通して本当の生き方に目覚めるために、子供を頂戴するんだ”と教えて頂いております。開祖さまのお言葉のように、まさしく子供が本当の生き方を私達に伝えてくれる為の出会いなのだとお話いただいた。
幼児期に情緒を育てることが一番大切であり、その為には命の有難さや自分が生かされているという尊さを伝え、親が常に良い心を持ち、良い行為をしなければならない。そして仏さまにひざまずき帰依する事、才覚無しで生きることが一番大切で有る事を説いて頂きました。