12月信行方針

       今月は野田頭教会長の講話からです。

新しい年に入りますが、会長先生のお言葉にあるように、成道に向けてということで、12月8日はお釈迦さまがお悟りを開かれた日で、会長先生はあやまちが無かったかどうか振り返って、きづいたことを懺悔し1年間どうだったか、仏になる道を真剣に歩んでいたかどうか、仏教教団では懺悔を大切にしていました。規範から外れたり、人を傷つけたりした言動のあった時は、大勢の仲間の前で告白し、悔い改めるのが懺悔です。その功徳は対面や面子のとらわれを無くす一つの契機とする。

何もここでは遠慮をする必要は無い、皆仏さまを目指し、成道を目指して修行する仲間だから、お互いに人の振り見て我が振り直す、「よし、やろう」そういう心に懺悔していくと、よしやろうと前向きの力や困難を打ち破る思いがけない勇気が湧いてきます。そういう懺悔が大事で長い間やっていると誰でも惰性に流れてしまうことが多い訳です。させて頂いてありがたい、やらせて頂いてありがたい、私が舞鶴にこさせて頂いてから、いろんな事を皆さんと共に確認しながらさせて頂いています。

自分の愚かさや過ちばかりとらわれると懺悔が辛く厳しくなり「私はダメな人間だ」という否定的な気持ちではダメだけれども、経典に「端坐して実相を思え」とあるように、人はだれでも善と悪の両面を持ち、しかも善悪どちらにも無限の可能性がある、皆さん毎日天国行きの切符と、地獄行きの切符何時も持っていますね、使うのは自由、いいほうも、悪いほうも無限の可能性がある、善悪の分別を超えた、どっちにも片寄らない、悔い改めるところは改め、自分はこういう良い所があるんだから、ここを伸ばそう、至らないところはここを直そう、今気が付いたらすぐ実行、そうすれば間違いなく清らかな自分に成っていける、懺悔は自分自身の成道に向かって精進しているかどうかを確かめるものだ、足りないところに気が付いたら素直に認めて実行し、感謝がたりないと思ったら、感謝して、思いやりが足りないと思ったら、思いやりを実践すればいい、その時その場で実践していけば、それが佼成会の醍醐味、開祖さまは「自分の欠点や失敗を思い切ってさらけ出せるようになると、それが飛躍のばねに変わる」つまり思い切って、落ちる時はどんーと落ちれば跳ね上がる、あけっぴろげに話せば、爽やかな気持ちになっていける、だから是非懺悔も感謝も、今日会長先生のお話で、貴方感謝が足りないよと言ったら、そっちこそ感謝が足りない、ということになったらいけないと会長先生からじきじきにお言葉くださいました。

自分が実践していくそして最後の、法華経の「衆生を引導して諸の著を離れしむ」の経文どおり、それぞれお互いさま、幹部さんから教えて頂いて今幸せな心境に成れたわけだから、是非一人でも多くの人々にこの自ら幸せな気持ちになれるように、教え導いて一歩踏み出せるような触れ合いを心がけたいものだと教えて頂いています。お互い様死んでからではなく生きている内に成道を目指して精進させて頂きましょう

また1年間、新しい精進が始りますけれども、今年のうちしかっりと総括し、来年の心がけをさせて頂きましょう。