92項
明るく、楽しく、有難いという気持ちでする信仰を無漏善(むろぜん)の信仰と言います。不平等を漏らさずにする善行ですから、やったことがみんな功徳の種になる信仰です。それに対して、暗くて、つらくて、しかたなしにする信仰を有漏善(うろぜん)の信仰と言います。不満を漏らしてしながらの善行ですから、せっかく積んだ功徳も底から漏れていってしまうのです。「有漏善の信仰は、のちに怨みとなる」という先達の言葉があります。
おやじの一言
同じ功徳を積んでも心の持ち方によって気持、態度、体の状態をも左右する事をしっかり自覚し、同じするのなら感謝の気持ちで何事もさせて頂くことによって、すべてがうまく回転する事を教えられた。(^_^)