寫瓶無遺 おやじの一言

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今は人生80年と言われています。それを時間にすると70万時間余となります。識者の説によるとその半分の35万時間は、寝ている時間やぼんやりしている時間、その半分の35万時間は、学校、仕事等で13万時間、それを引いて残った時間が22万時間である。この時間をどうするのか?自分の欲望充足のために使うか?人生を実り豊かなものにするために使うのか、それは個人の自由であり、それは自己責任である。22万時間をどう過ごすか、だらだらと生きてしまうか、充実感をもって生きるか、人が決めてくれるのではなく、自分の責任で決めなければならないのです。

おやじの一言

22万時間のうち、あと自分の持ち時間が何時間残されているのか、誰も分からない。そのことをこの度の東日本大震災で一瞬のうちに多くの命が失われたことで知らされた。今この1刻を精一杯生き、悔いのない生活を送ることが、その多くの亡くなられた方達への鎮魂であると考える。今年度の会長先生の年頭法話である「今日を大事に生きる」を精一杯深くかみしめて生活することが大切である。