6月 教会長法話

6月の会長法話は、夫婦の縁をかみしめる。結婚の意味はお互いにみがき合いをし、お互いに向上し円満な夫婦になり、本当の大人になるのです。夫婦は向きあうのでなく、同じ方向を見て同じ価値観を持っていく事が大事です。夫婦は1人+1人=1人なのです。一緒になって家庭を作る、ああしてくれない、こうしてくれないと思わない、ああさせて、こうさせて貰おうと思えば1人になる。そうゆうふうに教えてもらっている私達なのです。妙の世界は不思議なのです。それが夫婦の縁。

開祖さま平成4年6月号佼成のご法話、温かい目で見る という一部で、積極的に相手の長所を見なさい、怒りっぽい人には、マイナスに見ると、短気な人に見え、プラスに見ると、正義感が強い人、よく良く見ると長所と思える事もあるのです。

6月の開祖さまのお言葉の基になっているのは、こういうご法話です。疑いぶかい人は、頭が良い人なのです。頭のあまり良くない人は疑わない、劣等感の持主、引っ込み思案の人は、虚栄心の無い人、消極的な人は非常に優しい気持ちが強い反面、家に閉じこもってしまう事がある、積極的な人はどちらかと言うと、目立ちがりや、このように極めて合理的な教え、斯すれば、斯なるという教えなのです。その人の長所を観て、縁を結びましょう。だからそこの所をよくよく見て、温かい目で見てあげましょう。

日ごろ教わっている人を観る共通の事はなんでしょうか、「皆仏の子」ですと言う事なのです。その具体的な事が、開祖さまのお言葉として載っているのです。つまり慈悲の働きとは、「抜苦与楽」相手の苦しみを抜き去り、幸せをもたらして上げる事です。それには、友情をもって人をみることです。皆仏の子だから友情を持って観れる、温かい目で見る、そうすれば自然と相手の苦しみを共有する事が出来、自分の体験に照らして、苦しみを抜いてあげる手立てが浮かびあがってきます。幸せに導く道もおのずからそこに見えてくるのです。

せっかく1人+1人が1人の縁で、夫婦のちぎりを結んだわけなのですから、お互いに本気になって向上して行くその一番近いありがたい縁と見て行きましょう。離婚したり、早く亡くなってしまったり、さまざまありますけれども、過去、現在、未来三世を生きて行く私達ですから、何があってもそこで落胆していたらもったいないわけです。それには第1の矢を受けても、第2、第3の矢を受けないように教えに努力しましょう、必ず仏さまがその考え方にふさわしく、縁を与えて下さる。

今月はご夫婦の縁、不思議なことに6月に水子供養があるのですけれども、夫婦の縁でお手配になった、水子諸々霊の回向供養をさせて頂きながら、後に続いてくれる青少年に良いご縁になってあげられる私達になる為に真心からご供養させて頂きましょう。