上半期を振り返って    野田頭教会長

 5月末日で半年が経過し、お陰様で皆さまがほんとによくご精進いただき、さまざまな事でご守護を頂いて、元気に6月1日を迎える事が出来たのはほんとに有難い事だと思います。皆さまご精進有難う御座いました。

東日本大震災では6月18日で、100ケ日を迎えます。現在1,000数百名の方が、亡くなられ、8,000名強の方が行方不明、その中で会員さんは258名の方が亡くなられ、356名の方が行方不明、全部で600名強の方が今回犠牲になっておられるのです。朝晩回向させて頂いていますが6月18日を持って一区切り付けようと考えております。

開祖さまは信仰がなぜ必要かというと、分かってはいるけれど実行が出来ない、それは全ての人の心の中に業があるので、前の世の積み重ねが一杯溜っている。これを清めないと治らない、そのために信仰が必要なのです。だから信仰をしていかなければ、人間は救われないのです。

どうにもならない事も起きてくるのです。信仰していてもいなくても、第一の矢は受ける、大震災、交通事故、倒産、病気といろんな事が寄ってくるのです。これは誰でもあり、信仰を持たない人は夫婦喧嘩になり、毎日、毎日罵(ののし)り合い、家族が何時もとげとげとした状態になり第二の矢、家族崩壊、第三の矢、離婚、と受けてしまうのです。

信仰している人は、その事柄を通してどういうふうに考えるか、その都度ご指導頂いて自分の生き方をちゃんとして乗り越えていけるのです。それが信仰頂いている人の価値なのです。

開祖さまから、この法と言うものは結んで頂いて、自分を見つめて実行して行いかねば治らないのです。因縁が変わっていかないのです。病気になると困った、困ったでは無く、お医者さんにお任せして、自分は何をすべきか、そこが問題なのです。功徳一杯積まして頂いて、お医者さんの手当てが効くように頑張りましょう、それがご法の道なのです。

今年も会長先生から年頭、合掌、法灯の言葉を頂きました。仏性拝み出し、私達は仏さま一切衆生仏性開顕・世界平和達成を祈る。因にふさわしい、縁を感じ、因がしっかりしていれば、縁はおのずから寄ってくるのですが、土や砂の上を磁石に紐を付けて歩くと鉄がくっ付く、その如く、磁石を自分の因にたとえれば、ふさわしいものはくっ付いてくる、だからいい事を一生懸命実行すれば、いい縁が寄ってくるのです