瀉瓶無遺 102 探していた教えと出会えた

百パーセント人びとを救える教えはないものかと遍歴を続けた末に、新井助信先生に出会い、その法華経の講義をうかがって「これこそが私がもとめていたものだ」と、それから三年間、先生の講義を聞きに通い詰めたことは前にも申しました。その新井先生の講義の一言ひとことは「なるほどなるほど」の連続でした。たとえば、「一天四海皆帰妙法とは、すべての人にお題目を唱えさせようということではなく、一切のものがすべてに妙法に随順して存在していることなのです」とか、「忍辱とは頭を叩かれても我慢すると言う事だけだは有りません。自分がいい気持ちになる有頂天を抑えるのがほんとうの忍辱です」とか、「三世両重の因果の見方に立ち、すべてに仏性があるのだとわかれば、この世に一人として成仏しない人がいない」とか、さらに「仏さまは人々に仏知見を開示悟入させるために出現されたのです。その仏さまのお手伝いをするために、私たちはこの世に生をうけたのですよ」といったように教えられる、その一つ一つの法門に、私は「探し求めてきたものに、ついに出遭えたのだ」と、それこそ全身が震えるほどの感激を覚えたのでした。お釈迦さまが法華経をお説き始められたとき大地が六種に振動したという経文の表現は、まさしく、その教えを聞く世界が共鳴して打ち震えるさまにちがいないと私は実感したのです。

 親父の一言

私達立正佼成会の開祖は、百パーセント人びとを救える法華経に出会われ、全身が震えるほどの感激を覚えたと言っております。この素晴らしい教えを基に教団を設立し、ほんものの教えに出会った信者は、日本全国(47都道府県、239教会)はもとより、海外にも多くの教会が開設されています。この縁に会われた(このブログに出会われた)あなたと共に人を救い、世を立て直す道を歩めたらと願っております。教会の門を叩かれてはいかがでしょうか。お待ちしています。

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