平成28年 6月朔日参り布薩の日式典


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   <6月の舞鶴教会掲示板と北舞鶴支部 田園風景>

28年6月1日(火)朔日参り・布薩の日式典

あじさいの花が一段と鮮やかになりました。28年次も6月に入り、上半期を終えようとしています。朔日参り布薩の日式典には、大勢の方々が参拝され、会長先生、開祖さまのご法話や教会長さんの説法から下半期に向かう心構えをいただき、これからの精進のあり方を学ばせていただきました。

功徳の発表では、ご主人を病気で亡くされた信者さんがご主人亡き後、長年住み慣れた家を出なければならなくなり、ご主人と守ってきた大切な家をこれからも守っていきたいという思いとその家を出なければならない経済的な事情の間に挟まれ、身動きのとれない苦しさ、ご主人の兄弟たちにその苦しさを分かってもらえないという辛い思いをされました。その思いを法座で話すと「三部経を上げなさい。ご先祖にお詫びをするのですよ。親に感謝をするのですよ。」と言われ、その通りに先祖にお詫びをし、毎日懺悔経を上げさせていただくと不思議に変化が現れ、何事もうまくいき、仏さまがいつも一緒にいてくださると信じることができたこと、そして、そのことを通して、教えていただいたことをしっかり受けとめ、真剣に念じ、信じて「お任せします」の心になることの大切さに気づかせていただけたと感謝で発表されました。その発表の中から私たちは、教えていただいたことを信じて素直に行じることの大切さと法座で正直に求道することの大切さを学ばせていただきました。

教会長さんの説法では、「佼成」6月号の開祖法語録に「正直というのは裸になること。『我』を捨てること。『我』の鎧兜を着ていると不自由で、重苦しくて、それ自体がストレスになる。裸になって身構えないでいると心の中の(まこと)、仏性がそのまま出てくる。さんげは、(まこと)の表現なのです。」とあるように、6月は、上半期の最後の月、下半期に入ったつもりで、もう裸になって是非、家庭の中においても、サンガの仲間のふれあいの中においても、正直に、裸になることを大事にしていきましょうと教えていただきました。そして「人を救い、世を立て直す」という開祖さまの心の如く本気になって行じていくこと(ふじすえ参議院議員の後援を機とする会員総手取りを含む)。そのためには、①私たちは必ず死ぬんだということを心底わかって、努力し、悔いの無いよう生きること。②法喜食(教えによって、この身を使って人を救い世を立て直すというお役をさせて頂く喜び)、禅悦食(何事も法に沿って生きて行ける喜び)という最高の喜びをもって生きること。「ああしてくれない」「こうしてくれない」「してやった」という本来の喜びと違う方にいかない。③身口意の三業を意識して周りの人を幸せにするようになっていくことが大切とご指導いただきました。

会長先生のお言葉の中にも、「私たちの使える時間は、今しか無い。今日、只今の心が大事」とありました。今の時間を大切に、開祖さまの「人を救い、世を立て直す」というお心を深く心に刻んで、下半期、教会長さんの示されたことに沿って布教伝道させていただきたいと思います。  合掌