水子供養2016 平成28年6月26日

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 お天気に恵まれた623日、教会では水子供養が行われました。

野田頭教会長さんが着任された年に打ち出して頂いた水子供養も、今年で7回目です。

毎年、婦人部が中心となって受け入れを行っていますが、支部長さんをはじめとする支部のみなさんの力強いお手取りのおかげさまで、今年もたくさんの方が参拝してくださいました。

奉献の儀では、各支部を代表されたファミリーの方々が真心で用意されたお供物をお供えされました。 小さなお子さんからおばあちゃんまで、一生懸命に仏さまのところまで進まれる姿がとても微笑ましく、また尊く感じられました。

婦人部員、女子部員からなる特別聖壇での読経供養では、多くの幹部さんがお戒名の奉読をしてくださり、心のこもったご供養となりました。
続く功徳の発表では、婦人部員さんと壮年部員さんが様々な問題に直面するなかで、周りの方のご縁を素直に受け入れ実践したことで、自分の心が変化する体験を感謝で発表されました。

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その後、近畿支教区からお越しくださった田中教務員さんから講話を頂きました。
田中教務員さんはパワーポイントを使った分かりやすいお話をしてくださり、道場が一体となって、頷いたり、驚いたり、笑ったりしながら学ばせて頂きました。

水子供養について、供養とはお給仕を通して自分の心を養うことであり、水子のおかげで私の心が養われる、水子に感謝させて頂くことの大切さを教えて頂きました。

そして、自分の「心」を決めるのはものごとを「どう見たか」で、それによって世界が変わることを教えて頂き、その「見る」ということについて、クイズも交えて詳しく教えてくださいました。

私たちは目の前にあるものを自分の目で見て理解し、反応していると思っています。

そして自分が見たものが、その物事や物体の正しい姿とは限らないし、他の人も同じように見えているとは限らないということは何となく分かっているつもりでいました。

ところが、スライドで色んなイラストや動画を見ながら「何が見えるか?」「いくつ見えるか?」「どちらが大きいか?」といった質問にみんなで答えてみると、一緒に同じものを見ているはずなのに認識するものが異なることに驚きました。

答えを教えてもらって「なるほど!」と感心したり、答えを知っても「そうは見えない」と首をかしげたりしながら、自分が見て分かっていると思っているものの不確かさを深く実感させて頂きました。

人間は2つのことを同時に解釈できないそうです。
「やんちゃな子だ」と思ってみていると、その子の優しい面を見ることは難しくなります。

また、人間は見ようと思うものしか見えなくなる、見たいようにしか見えないという傾向があるそうです。
そういった性質を持っていることを知り、自分が見えていないことがある前提で意識して訓練していくと、その物事の他の面、本当の姿が見えてくると教えて頂きました。

教会に参拝して、お話を聞かせてもらったり、自分の話を聞いていただいたりすると、心が晴れ晴れとして帰り道の空が大きく開けているように感じることがありますが、これはそれまでの自分の見方が仏さまの見方に近づいたり、少し広がったりしているのかもしれません。

見方、考え方で世界は変わるのですから、素直な心で正しい見方(正見)を身に付ける努力を続けていきたいと思います。


教務員さんからは、他にも「仏教ではいのちをどう観るか」ということについてや、
数えきれないほどのご先祖さまの命の連続の中で奇跡的に今ここにいる私たちの尊い命について教えて頂き、3つの実践

1.        朝起きたら笑顔でまずあいさつ

2.        ご宝前へのお給仕と読経供養

3.        相手が元気になる言葉かけ

を教えて頂きました。

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田中教務員さん、時間を忘れてしまうほどの楽しい講話を本当にありがとうございました。


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そして野田頭教会長さんが挨拶をされました。

その中で子々孫々平和であるために、笑顔あふれる家庭を築いていくことの大切さと
先祖供養というのは、いのちの根に栄養を捧げることであり、その功徳は私たちに回向され子孫にまで影響を及ぼす未来供養であること
この水子供養を機縁として自分の心を浄めていくこと、そのことが生活を整え、明るい円満な家庭へとつながっていくことを教えて頂きました。


今年の水子供養も穏やかに温かく終わらせて頂きました。
教会長さんから何度も「未来供養」という言葉を頂いた今年の水子供養です。
未来につながる今を、どんな心でどのように生きるのかを考え直す機会を頂いた1日であったと思います。

今日の私の心や、人とのふれあい、生き方の一つ一つが子どもや周りの人々に影響を与え、それぞれの未来や、世界全体の未来へと向かっていくことを思うと、気が引き締まるのと同時に、自分は決して一人ではなく、多くの人とつながっている安心を感じました。
具体的な実践をたくさん学ばせて頂いたので、その中の1つでも繰り返し実践していきたいと思います。


最後になりましたが、当日参加できなかったけれど事前準備で看板を作ったり、仏供膳を届けてくださった婦人部のみなさん、ありがとうございました。

そして式典の間、小さなお子さんを子守してくださった方、
暑い中駐車場の整理をしてくださった方々、
慣れない婦人部をサポートしてくださったみなさん、
真心でお供えを届けてくださった方々、
教会以外の場所で今日の式典の無事を念じてくださっていたみなさん、
本当にありがとうございました。

みんなつながり合っていて、支え合っていることを感じさせていただきました。
ありがとうございました。 

 式典終了後、参議院比例区候補ふじすえ建三さんの個人演説会を行い、今、日本の将来を左右する大切な選挙であることを確認し、さらなる支援活動の拡大・充実を確認し合いました。
皆さんもぜひ、応援してください。     合掌