平成29年9月1日  朔日参り・布薩の日ご命日式典

朝夕とても涼しくなり、吹く風にも、虫の音にも秋の気配が感じられる頃となりました。

 

 9月スタートのこの日、朔日参り・布薩の日式典に於いて野田頭教会長導師のもと、近畿ダーナ大聖堂団参50名、青年幹部会、地区秋季彼岸会の成就を真心から祈らせて頂き、さらなる精進をお誓いさせていただきました。

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次に、宮津加佐支部の会員さんの功徳の発表から学ばせて頂きました。

 その会員さんは、組長さんと主任さんに車で連携して、教会まで連れてきて頂いたこと、久しぶりに教会の門をくぐり参拝させて頂き、今日このような大役で胸のどきどきが最高潮であること、数年前、団参の帰りに左足が動かなくなり、立つことも出来なくなってから教会が本部だと思って参らせてもらうことにしたが、それも足が遠のいていたこと、1年前、宮津の連絡所をお手配頂き、また、団参に参らせて頂くという気持ちになり感謝の気持ちでいっぱいなっていることを話されました。

また、会員教育では、教務員さんに優しく、分かりやすく、楽しく教えて頂き、支部長さんや会員さんが車で送迎してくださって温かなお慈悲をかけてくださったお陰様と感謝と布教の決意を発表されました。

 

宮津連絡所ができた意味はとても大きく、宮津連絡所の包括地区に住んでおられる方々にとって、とても嬉しく、有り難く、心の支えとなっていることを改めて、学ばせて頂きました。

 

 

また、この式典では、野田頭教会長さんの先輩に当たる姫路教会の教会長などを歴任された古賀延昌さんに説法をいただきました。

 

古賀さんは、40年ほど前、舞鶴に2ヶ月間、教務員として布教に来られました。この度、舞鶴教会に来られ、私たちに野田頭教会長さんとの思い出や、ご自分の尊い修行をお分けくださいました。

 

お説法の中で、ご自分の娘さんの病気を通して、色々なことがあってもああだこうだ言わずに全て「はい」受けさせて頂きますという実践をされたことをお話しくださり、最後に次のようにお教えくださいました。

 

佼成会の教えは拝み信仰ではない 正しい教えに基づいて、本当に根本的に救われていくためには、根本原因をつかんでその原因を取り除く修行をさせて頂く、そこに私たちの本当の救われがある。

法華経の教えの中に説かれている根本仏教をしっかりと学ばせて頂き、諸法実相、十如是の法門、そこまで辿り着いていく修行をするためにご縁があって私たちは佼成会に入会させて頂いている。このご法門を何度も何度も、繰り返しこの身体の中に染みこませていくことが私たちの修行ではないか。

私たち一人ひとりが、正しい教えに基づいて、人様に喜んで頂ける私たちにならせて頂く。素直に「はい」と受けると心の中がすっときれいになって、心に余裕ができて、笑顔が出てくる。にこにこしながら、「ありがとう」となっていくと、早くしあわせな毎日が送れる。教えをしっかりとつかんで、教えに触れてよかったという一日が送れるよう、笑顔が溢れる毎日が送れるよう共に修行して参りましょうとお説法くださいました。

 

 

最後に教会長さんから、開祖さまご法話「肩を揺さぶってお導きを」と、佼成9月号にある会長先生のご法話「人に『伝える』ということ」を次の5点によって、かみしめて頂き、9月の信仰生活の指針とさせて頂きました。

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  1. 元の無いものはない。古賀さんから、信仰の一番大事なところをお説法いただいた。今月は、今まで救われてきたことを振り返りながら、いよいよ「肩を揺さぶってお導きを」して参りましょう。

  2. 具体的に、お彼岸の法要に於いては、

  ・先ず、身近な「家族に肩を揺さぶってお導き」していく。お彼岸の法要の場にお誘いする。(家族の見えないはたらきに気づかせて頂き、生活の場に於いて、そのことをきちんと分かって、感謝の心でさせて頂くと、心田が豊かになる。)

  ・ご近所の人に、友人知人に「ここで、これがあるから、来てみない」とお誘いして

みる。

  ・真心込めてご縁を結ばせて頂く。9月、10月、11月と導きの行をさせて頂いて報恩感謝の実践行を法の布施、身の布施、財の布施をさせて頂きましょう。

  3. 9月の会長先生のご法話は「人に『伝える』ということ」ですから、古賀さんから頂いた有
り難いお説法から学ばせて頂いたことを、私たちなりにできることを実行して、「肩を揺
さぶって」お伝えする、お誘いする。「有り難いお彼岸法要があるから一緒に行ってみま
しょう」と念じて、ご縁を結ばせて頂きましょう

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  1. 奉書にあるように「法を伝えることを通して心田を耕していく」「ひたすら耳を傾け学び伝えていく」ということを大切にしていけば、間違いなく自分の心田が耕され、教えが身に付くと会長先生に教えて頂いているので是非、取り組んで参りましょう。</spa n>

  2. 「家庭・社会・国家」とあるように元になっているところを大事にして、まず身近な家族に喜んでもらえるような感謝の実践を捧げて、さらにその輪を広げ、友人知人にまで広がるよう、開祖さまが教えてくださっているような行いを実践することを決定して、報恩行の9月、お導きに実践して参りましょう。

     

     

     

9月も導き、手どりの修行に感謝と喜びを持って、「はい」と素直に取り組ませて頂きましょう。

先ず身近な人にお彼岸のお誘いをさせて頂く中で、相手の方の言われることにひたすら耳を傾け、学ばせて頂き、有り難いことをたくさんお伝えしていけるよう、努力精進させて頂き、報恩行に取り組ませて頂きたいと思います。 合掌