平成30年6月 朔日参り(布薩の日)式典

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 教会の玄関の蓮も一段と大きくなり、青々とした葉が元気よく水面から伸びています。

 

6月、朔日参りの今日は、爽やかな青空が顔を出し多くの信者さん方が参拝されました    

5月までの上半期の修行精進を振り返りながら、下半期に向かってどのような心で精進 
 させて頂いたらよいか、自らの“発”で、どのように創意工夫をしながら歩んで行くの
 かということについて考えさせて頂く、有り難い式典となりました。


ごくよう


 功徳の発表では、北舞鶴支部の組長さんが、支部での各家ご命日の取り組みをさせて頂き、心がほかほかと温かくなっていたときに、日頃、会いたいけれどなかなかお会いできなかった信者さんにお会いすることが出来、仏さまのおはからいと思い感謝でふれあわせて頂けた事、今後は、真剣にその人の幸せを願ってお手取りをさせて頂き、ご主人のお戒名、そして、尊い御本尊を頂けるようにその方と共に精進させて頂きたい。温かいけれど、根腐れのしない“苗代”にならせて頂きたいという発表をされました。

 
   組長さんの功徳の発表を通して、私たちは、いつでも真剣に人さまの幸せを願ってふれあわせて頂くことの大切さを学ばせて頂きました。


説法はじめ


   教会長さんからは、会長先生ご法話「毎日の行住坐臥で幸せに」と、佼成6月号開祖法語録、会長先生ご法話「踏みとどまる」から次のことを学ばせて頂きました。


説法終盤

   

  ◎ご先祖さまの姿が日常生活の中に現れる。開祖さまが、ご法話の中で「先祖供養、親孝行をすると間違いなく幸せになれる」と教えてくださっている。総戒名をお祀り込みさせて頂き、菩薩行・親切行を努力精進していけば、救われの道が広がっていく。地道にこつこつ人さまの心配行ができる本物の信仰者になることが大切。

 

 ◎ご飯を食べたら、消化して血肉にならないと身にならないのと同じように、教えも学んだら、実践して、教化(教えが化ける)されなければ、身に付かない。そして、実践させて頂いたら、ご法の仲間と法座をして、ご法の習学を積み重ねさせて頂くことが大事。

 

 ◎修行とは、①善いことを ②真心込めて ③繰り返すこと。

 善い事を繰り返し繰り返しさせて頂
く中で、だんだん教えや人さまの心配行ができるように法が身に付いてくる。

下半期は佼成6月号の「開祖さま法語録」にあるように、佼成会に入会させて頂く人たちは、みんな「菩薩」の先頭に立っている人たちだから、多くの人たちから期待され、その期待に応えられる人に!

  

  このご法話が出された昭和61年頃から物質的に豊かになり、その豊かさに慣れ、三毒(貧・瞋・痴)に(くら)まされて、まだ足りない、もっともっと欲しいとなり、精神が衰退している状態が今日の状況につながっている。

仏教で教えて頂いていることは、佼成6月号の会長先生ご法話「踏みとどまる」にある 
ように

  1. 自己を抑制する・・・足るを知り、お陰さまという心が大事。 

  2. 他の人の幸せを願い、行動に現わす(思いやりの心配行をし、今できることをさせて頂く)ということが大切。

     

    開祖さまご著書「菩提の萌を発さしむ」の中に「仏道を歩む気持ちが決定していると、無上の悟りを求める心、つまり『菩提心』が湧き上がってきます。日常のさまざまな場面で『菩提心』を起こす『縁』に出会えるのです。朝夕のご供養もその一つで仏さまやご先祖さまに自分の正しい生活ぶりをご覧いただいて、一歩でも仏さまの境地に近づく誓願を新たにすることができます。

    そういう心の下地があればこそ、家族や職場の同僚、隣近所の方々など、出会う人にあたたかな語りかけや思いやりのあるふれあいができます。陰日向なく働いて、人のために役立とうという気持ちも生まれてくるのです。」
    とあるように、そういう日々を送らせていただけるよう、下半期、こつこつ、教えを学んで・教えを身につけ、思いやりの実践にお互い様、努力精進させて頂きましょうと学ばせて頂きました。

     

     私たち一人ひとりが菩薩として、「踏みとどまる」、「善いことを、繰り返しさせて頂く」、「真剣に心配行をさせて頂く」中で、菩薩を育てられる温かい“苗代”になることを目指して、修行精進させて頂くことをお誓いさせて頂きました。        合掌