令和2年次 寒中法華三部経読誦修行

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  令和2年次 寒中法華三部経読誦修行を123日(木)から129日(水)までの1週間行わせていただきました。午前6時、午前9時、午後6時の13回、法華三部経の一品、一品,一偈一句を心から読誦させていただきました。

 

 今年の寒修行の目標は、会長先生の年頭ご法話に則り、「法華三部経を一心に読誦し、日常生活の中で徹底して実践させていただく心をつくりましょう!」です。

この寒中法華三部経読誦修行に臨む中で、しっかりとこの1年間、「即是道場」の心でお導き・手どりにまい進させていただく心をつくらせていただこうとこの目標を示していただきました。

学生聖壇

4日目、日曜日の早朝、6時からの読誦修行は、青年部の担当でした。導師や聖壇のお役、司会には学生部の方々も加わり、若々しく、寒さを吹き飛ばすエネルギーに満ちて、教えを実践させていただこうという青年部・学生部の皆さんの決定が溢れるすがすがしい読誦修行となりました。
 
 また、今年は、壮年さん、青年さんの担当があり、多くの青壮年さんがお役にダイブしてくださり、多くの菩薩さまが誕生されとても有難く、喜びいっぱいです。

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読誦後の学生部長さんは、

「主任さんたちに手どりをしていただいて、こうして皆の宝物である学生さんたちに、お役していただくことができ有難いです。『自分の怠け心に勝つことのできる強い心を育てることができるよ』とお手どりをさせていただいたけれど、今朝はあまり寒くなく、地球環境が悪くなってきているのを感じます。
 法華経の十二番の提婆達多品では、怨みはいつまでも循環する。怨みを感謝に変えて、積極的な日々にしていくことが大切ですと教えいただいています。この地球環境についても、青年部は、どうにかしていきたいと考えています。

今、私たちに何ができるかを考えて、もっともっと仲間を増やしていきたいと思っています。主任さんたちと手を取り合って、入部登録してくださる仲間を増やしていきたいと思います。」と話されました。

☆このように純粋に教えを受けとめて、努力していこうとする若者が、舞鶴教会に育ってくださっていることが、とても嬉しく、有り難く、少しでも後押しさせていただき、応援させていただきたいと思わせていただきました。

 

この日、教会長さんからは、

*提婆達多品第十二に「王、仙の言葉を聞いて歓喜踊躍し、即ち仙人に随って所須を供給し、果を採り、水を汲み、薪を拾い、食を設け、乃至身を以て牀座と作せしに、身心倦きことなかりき」とあるように、釈迦様は、阿私仙(仙人――提婆達多の前身)に教えをいただかれた。お釈迦さまのように、法を学べることの喜びで、自分を人に捧げつくすことができるかどうかが大切です。また、教えを「自ら取って、服すべし」とあるように自分で努力して、修行に励んでいくことが大切です。

先輩の方々の慈悲かけのお陰さまで、若い人が世の中で貢献できるようになれるかなと思える有難いお供養となりました。

 

*常日ごろの中から仏さまの見方になって、困ったことがどう有難いことになっていくのかということに取り組ませていただいて、家族が「自分も会員なんや」となっていけるような実践をさせて頂く中で、本当に幸せになっていけるという開祖さまの教えを代々つなげていく、弘めていくということを皆様と共に精進させていただきたいと思います。

 

*今年も明るく、元気に開祖さまのように、お日さまのように温かい、そういう私たちにならせていただいて、常日ごろをどうかなあと、振り返りながら精進させていただきましょう。 

とお言葉をいただきました。

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   満願の最終日には、壮年部長導師の下、唱題修行(裏経の方便品第二、如来寿量品第十六、陀羅尼品第二十六、勧發品第二十八、寶塔偈)をさせていただきました。

壮年の方々9人による木鉦の音は、力強く、魂に響き、寒修行の締めくくりとして心の底から、本年のご法精進をお誓いさせて頂く唱題修行となりました。

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教会長さんからは、

信仰の主体は、自分。客体は、ご本尊であり、ご本尊さまは、私たちのことを子どものように思い、親が子どもを思うように深い、温かい慈悲をかけてくださっている。私たちは、その親のような仏さまの深いお慈悲を感じて、私たちの行法のあり方はどうなのかを振り返り、仏さまへの帰依の念を深くもって、今年も努力精進させていただきましょうとお言葉をいただきました。

 

☆「尋常」「即是道場」とお示しくださった会長先生のお心を深く分からせていただき、この寒中読誦修行の中で培わせていただいたエネルギーを以て、努力精進させていただき、こつこつと布教に歩かせていただこうと思わせていただきました。 

 また、この寒中法華三部経読誦修行の後唱、「身口意の三業に受持し」という一句の中から、私たちがこの寒中法華三部経読誦修行の中で、「意(こころ)」をもって道を「知」り、「身」をもって道を「開」き、「口」をもって道を「説」くという法華経行者の行動の規範をしっかりと心に刻ませていただきました。1年間、意識して身に付けていくよう努力精進させていただきます。 合掌