令和2年2月1日  朔日参り・布薩の日 節分の集い式典

フキノトウも土の中から可愛い顔を出し、春の気配が感じられる今日この頃です。今年の冬は暖かい日が続く中、もう2月に入りました。
節分かんばん
立正佼成会では、節分を“節の切り替わる日”であると同時に仏教徒として“心を切り替える日”として節分会を行っています。

この舞鶴教会でも2月1日に、朔日参り・布薩の日節分の集い式典を、2月3日に節分会を行わせて頂きました。

 節分奉献
 2月1日、節分の集いには、老若男女、大勢の信者さん方が、お参りされました。

はじめに年女・厄年・還暦の13人の方々が、「早春賦」の曲に乗せて奉献をさせていただき、心新たに精進をお誓いさせていただきました。

奉献1

奉献2

ごくよう

 教会長導師のもと行われたご供養では、年男・年女、厄年、還暦の方々、111名のお名前を一人ひとり読み上げ、厄払いをしていただきました。そして、ご供養を通して、新しい年に向かい心を切り替え、六根が清浄になるよう、また、誓願を新たに実践していくよう、決定(けつじょう)させていただきました。

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  初めに「節分の意義」を

*私たちの心の中にある鬼の心――「貪欲」「瞋恚」「愚痴」を追い出し、六波羅蜜の行をさせていただくことを通して、仏の心――「布施の心」「忍辱の心」「智慧の心」を大きく、大きくしていき、丸い大きな器の自分にならせていただくことが大切です。その実践が菩薩行であり、会員綱領に謳われていることの実践になります、と教務員が確認させていただきました。

 年男さんの誓願発表では、北舞鶴支部の壮年部長さんが、支部壮年部長として、青年さん、若手壮年さんによいふれ合いをして、よい仲間づくりをし、次につながるように共にどりを手させていただきたいと発表をされました。

まめまき

4まめまき

おに

まめまき6

ふくむすめ
 次に府会議員さん、市会議員さん方、7人にも参加をいただき、年男さんたちと一緒に豆まきをしていただきました。その後、福娘さんたちによる福袋のお渡し、子どもたちによる鬼の登場などにぎやかに、楽しい集いが催されました。

節分5

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教会長さんの説法では、年の初めに当たって、今年の星回り、心がけておくことなどを次のように教えていただきました。

 ☆今年は、「庚子、七赤金星」。「庚」はお米を作っている人が稲を刈り取って、籾落としをする様を表しています。稲穂から米にする作業の状態を「庚」と言います。「更新する」「変わる」とか「改まる」「変える」という意味に受けとめ、教会をはじめ、どこにおいても、そういうきっかけを作る年に、切り替えて節目をつける年にしていきましょう。

☆「子」という字は完了するの「了」に「一」を加えた字であり、「これまでのことを完了し、新たに次のことを一から始める」という年回りになります。この1年は、そういう心がけで考えて参りましょう。

☆「七赤」の年回りは、様々、100%思う通りには行かないけれど、60%、70%でも有難いと受け取っていくことができたら、幸せにつながる。感謝し、何事においても有り難く受けとめていく、そういう年なんだと自分が意識すると有難い1年にしていくことができます。会長先生から教えて頂いている「足るを知る――知足」ということが大事な1年になります。

☆今年の会長先生の年頭ご法話には、自然災害に備えて自助、共助が大切と教えていただいています。日頃から自分で備えておきなさいと教えていただいています。共助・・ご近所、会員さん同士も助け合えるような備えも大切。「七赤金星」の年は、地震とか洪水、火事とか起こりやすい年回りになっているからそういう備えをしましょうと教えてくださっています。自分の家だけでなく、「あの会員さんの家はどうかな、あの友人、知人の家はどうかな」と心配させていただくのが僧伽の菩薩行です。

☆今年は、いつも人様のためにと、心を切り替えて、有り難い日々を過ごさせていただきましょう。佼成1月号、2月号に「ほんとうの自分にかえる」「生きがいをみつけよう」と教えていただているように、願って生まれてきている自分だから、仏性の有り難さに目覚め、人さまを幸せにしてあげたいという慈悲の心をもって、光り輝いて生きてまいりましょう。

と教えていただきました。

 

仏さまからいただいたお役を通して、自分の何をどのように変えていくのか、この「心を切り替える」節目の日に、じっくりと考え、仏道を歩ませていただきたいと思います。そして、全然、自助の準備ができていないこと、水の準備、災害時の非常持ち出し袋等の準備を始めなければ人さまのことも心配ができないことに気づかせていただきました。サンガの仲間に声をかけさせていただきながら、一歩、一歩進んでいきたいと思わせていただきました。合掌