令和2年 涅槃会(2月15日)


看板

  涅槃会式典、読経供養の会長先生の啓白文に「お釈迦さまは、二千数百年の悠久の昔、難行苦行の末に成道なされてから人々を真理に目覚めさせるために、四十有余年を費やし、布教伝道に歩まれました。日々、お釈迦さまの説法を聞き続けてきたお弟子方が、一切衆生を救う仏の本願にまで高まるよう、ついに霊鷲山で法華経を説かれ、すべての人々は成仏ができること、本仏は永遠の存在であることを明かされたのであります。 

法華経を解き終わられ、(よわい)、八十を超えたお釈迦さまは、ご自身が亡くなられた後の修行の心構えとして『自灯明、法灯明』の教えを説かれ、最後に『すべての現象は移ろいゆくのです。怠らず努力しなさい』というお言葉を残され、215日の夜半、沙羅双樹の下で涅槃に入られたのでした。(中略)

法華経如来寿量品には「衆生を度せんが為の故に方便して涅槃を現ず。而も実には滅度せず、常に此に住して法を説く」とあります。それは、お釈迦さまが私達を導くための般涅槃であり、常に法をお説きくださっていることを意味します。

開祖さまは、お釈迦さまのお慈悲をいただき、説のごとく、ご入寂に至る人生の修行精進の道を歩まれました。

私たちも、開祖さまに続き、お釈迦さまの般涅槃の真の意味を自らの心に刻み、布教伝道させていただきます。

お慈悲深きお釈迦さまの般涅槃。私たちは、地涌の菩薩の自覚に立って、お釈迦さま、開祖さまのご本願を受け継いで菩薩行に邁進することを決定申し上げます。」とあります。

誠に、お釈迦さまが、悟りを開かれ、四十有余年を布教伝道なされたからこそ、今の私たちが、この法華経の教えに導かれ、今ここに修行精進させていただくことができるのだと改めて、お釈迦さまへの感謝の念を深め、この涅槃会式典に臨ませていただきました。

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  はじめに、ご本部の式典に合わせて、「白蓮の花」の音楽にのり、各支部、主任さんと主任さんがお手どりをされた方のペア、14名が奉献を感謝の心で、させていただきました。
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ごくよう

読経供養では、光祥さまご導師の下、心から感謝の誠を捧げさせていただきました。

姫路教会、吉田教会長さんのお説法を聞かせていただき、会長先生からは、尊いご法話をいただいて、教えのごとく生きることのすばらしさ、有り難さをかみしめさせていただきました。

  舞鶴教会では、中舞鶴支部、西舞鶴支部、宮津加佐支部の主任さん、3人の功徳の発表がありました。今回の主任教育は現場教育、今、身を置く地域で日頃、なかなかご縁になれていなかった会員さんのお手どりを通していただかれた気づき、功徳を発表され、即是道場の心で実践していくことの大切さを学ばせていただきました。

ほうじゅせい

次に、1月17日から舞鶴教会に実習にこられていた芳澍国際女学院専門学校生、お二人が実習を終えられて、この1か月で学ばれたことの説法を聞かせていただきました。

 この1か月間、教会に寝泊まりして自炊をされ、所属支部の法座に参加されたり、教会での法座や研修に入られたり、教会長さんからご指導いただいたりと大変、内容の濃い充実した実習の中で、学ばれたものは素晴らしく、教えに沿って一所懸命精進される若いお二人の姿から、私たちは、反対に多くのことを学ばせていただくことができました。ありがとうございました。これからも、お二人が、この仏さまの教えの道を大きく胸を張って、まっすぐに進んでいかれることを祈念し、応援させていただきたいと思います。




せっぽう

教会長さんからは、会長先生のご法話に基づいて、次のことを学ばせていただきました。

☆「四諦の法門」に教えていただいている通り、「人生は苦なり」と捉え、「苦」から逃げず、しっかりとむきあうこと、「苦」にしないことが大切です。

☆苦の本質は執着妄想です。苦を根本的に解決するには、執着妄想を捨てること。人のためにさせていただける喜びをいつも味わっていけるようにしていくことです。

☆必ずこの世の中は変化していく。一番大事なことは、自分自身が主役になって、取り組んでいくことですよ。いつでも、どこでも、誰にでも当てはまる真理法則、法華経にそって努力していけば必ず苦はなくなっていくのです。

 

この涅槃会式典を機に、お釈迦さまが一生かけて、後世に伝えてくださったこの法華経に出遭えたことに感謝の念を深めさせていただきました。これからも、この教えに沿って、努力精進させていただき、身近な方々にこの教えをお伝えさせていただきたいと思わせていただきました。  合掌