令和2年9月 朔日参り・布薩の日式典

 田んぼが黄金色に染まり、早、あちこちで稲刈りが行われています。
 お陰さまで、舞鶴はコロナ感染も拡大せず、大雨などによる被害もなく、実りの秋を迎えさせていただくことができました。
 ご供養
 9月朔日参り・布薩の日式典では、ご本部、光祥さまのご導師のご供養に合わせて、8月の猛暑続きの中、今できる菩薩行を「即是道場」の精神で一生懸命させていただくことができたことに対して、感謝とお礼の気持ちを込め、また、9月の更なる精進をお誓いして、読経供養をさせていただきました。
説法
 教会長さんの説法では、ご本部の体験説法(時務部次長:柳田樹一さん)、会長先生ご法話に沿って次の事を学ばせていただきました。
☆親が願いを持って、子どもを育てることが大事
 体験説法をされた柳田樹一さんのご両親は、「子どもが、開祖さまのお傍でお役に立てるように」と願って育てられた。親がどのような願いを持って、子どもにふれあうのかということがとても大事になってきます。

☆生かされている恩返しをさせていただく
 9月は、お彼岸の月、脇祖さまの報恩会、10月は、開祖さま入寂会というように、9,10,11月は、1年間の締めくくりだけれども、私たちにとって本当に有り難いお師匠さんに感謝、ご先祖さまのお彼岸のご供養をさせて頂く大事な月でもあります。
 生かされている恩返しをさせていただくという心で、お墓参り、朝夕のご供養、感謝の財のお布施など、させていただくことが大切です。
 報恩行の出発点は、自分がこうして一日、過ごせるのは、誰のお陰さまか、また、周りのどれだけの人のご恩をいただいているのか、その縁に因縁をしっかり知ることだから、生かされているご恩を何か形に表して、お報いさせていただきましょう。

☆防災の備えを
 会長先生から、今日の「防災の日」を機に、地震などの災害が起きたときにどうしたらいいか真剣に考えておかなければいけませんよと教えていただきました。我が家でも、意識して災害への備えをしていくことことが大切です。
 教会では、教会同士の緊急支援、応援も行えるようにしてあり、乾パン、ビスケット、クラッカーなどや非常食が50人分の3日分が備蓄してあります。

☆佼成9月号会長先生ご法話に「釈尊の大慈大悲から生まれる優しさ」とあります。
 「大慈大悲」 — 大慈 ⇒ 抜苦(苦しみを取り除いてあげたい)  
          大悲 ⇒ 与楽(皆を幸せにしてあげたい)
 私たち自身が抜苦与楽が当たり前ということ心になって、家族や身の回りの人たちに抜苦与楽のはたらきをさせていただいたら、有り難い仲間が増えていきます。

 今月は、法の布施、導き慈悲かけ、財の布施をさせて頂いて、皆さまと共に、有り難い日々が送れるように精進させていただきましょう。そう、決定(けつじょう)させていただいたら、ご先祖さまが一番、喜ばれます。

☺親に願いを持って育てていただいたことに、深く思いを致し、改めて両親から、周りの人たちから宝物をたくさんいただいてきていることに気づかせていただきました。
 両親への感謝、ご先祖さまへの感謝、このご法の縁にふれさせていただけた開祖さま、脇祖さまへの感謝の心を持って、目の前の人と「大慈大悲」の心で温かいご縁を結ばせていただき、さらなる菩薩行をさせていただきたいと思います。合掌