令和2年9月 教会*宮津連絡所 掲示板

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 8月は猛暑日が続き、稲も例年より早く実り、舞鶴でも多くの農家の方々が稲刈りを終え、収穫の喜びを味わっておられます🌾

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そんな中、今史上最大級の台風が9号・10号と沖縄・九州を直撃し、被害をもたらしました。被害に合われた皆さまの生活が一日も早く復旧し、元の生活に戻れますよう心より祈念させて頂きます。

 

今月は会長先生より「ともに悲しむ心」とご法話いただきました。

 人の悲しみを悲しむ心情

    「人の悲しみがわかること、そして自分もまた悲しいと感じることが宗教の本質」(数学者岡清さんの言葉)といえるからです。そしてその本質は、法華経「如来寿量品」の掉尾を飾る、「何を以てか衆生をして無上道に入り速やかに仏身を成就することを得せしめんと」の一句にも示されています。

 

自他の仏性が輝くように

       
善も悪ももちあわせる私たちの、だれにも共通するのは、仏性という揺るぎない本質です。だからこそ、私たちは自他の仏性が輝くようなふれあい、とりわけ悲しむ人に喜びを与える縁となる実践が、大切だと思うのです。

 

会長先生のご法話を頂き、教会長さんより9月精進目標を

🔹生老病死の苦しみに共感し、ともに涙し励まし寄り添って歩む

🔹ひたすら仏性を信じて寄り添い論して、今出来る実践を見出してあげる

 と示して頂きました。

 

 釈尊の弟子として、自分の愚かさを泣き沈むシュリハンドクの心を救い、悲しみや絶望感を喜びに転じさせたのは、ひたすらに仏性を信じて寄り添う、釈尊の大慈大悲から生まれるやさしさにほかならないでしょうという会長先生ご法話から、教会長さんより大慈大悲=抜苦与楽(苦しみを取り除き、皆を幸せにしてあげたい)

私たちが家族や縁になる全ての人に抜苦与楽の働きが当たり前の心になる事が大切だと教えて頂きました。

 

抜苦与楽というと、忘れられないご縁を頂だいた事があります。

 私が婦人部の頃、次男が仕事を休む日が続き、不安が大きくなり苦と悲しみの心で一杯になり、教会長さんにご指導を頂く事になりました。

  「あなたは、どんな人になって欲しいと思って育てましたか?」という問いに「人さまの役に立つ人になって欲しいと思いました」と答えると「人の役に立つ前に親の役に立つ為に今、家に居るんですよ!」

そのひと言でいっぺんに苦から有り難さに変わりました😂

次男とのふれ合い方をご指導通り実践し、自他共に仏性が輝くようにならせて頂いたお蔭様で、また仕事に頑張る姿に戻らせてもらうことができました。

この体験を大切に人さまの悲しみに寄り添い、そこに仏さまの計らいを見つけてあげて、実践の喜びを味合わせてあげられる私になりたいという気持ちは深まるばかりです。

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 会長先生ご法話の最後のお言葉「私たちは自他の仏性が輝くようなふれあい、とりわけ悲しむ人に喜びを与える縁となる実践が、大切だと思うのです」を心がけて、今月も修行・精進に励ませていただきたいと思います。  合掌