教会からの帰り道、買い物を済ませて街を歩いていますと、足元に枯れ葉が舞っています。ふと立ち止まって見上げたケヤキの大木、枝先が黄色に染まって、いつの間にか季節はすっかり秋になっていることに気づかせていただきました🍂
佼成10月号会長先生ご法話
『心が変われば、生き方が変わる』
みんな同じ仏の弟子
先月号の本誌で、釈尊と仏弟子の話をご紹介しました。あらためて申しあげれば、物覚えの悪さから人にさげすまれ、卑屈になっていたチューラパンタカ(周利槃)が、釈尊のお言葉を素直に信じて実践した結果「心の塵を払う」ことが大事だと悟って、生き方が一変した話です。私たちもまた、チューラパンタカと同じく、仏の教えをいただく仏弟子であることを忘れてはいけません。いにしえの仏弟子と同様に悩んだり苦しんだりするなかで仏の教えに出会い、大事なことに気づかせていただいた私たちなのです。
「信じる」ということ
法華経の「分別功徳品」に「仏の寿命の長遠是
だれもが仏と同じいのちを生きる仏性のあらわれなのだ、ということが腑に落ちると、人の接し方や言葉の受けとめ方が変わらないでしょうか。心の据え方一つで、いつでも仏と同じ大きな心で楽々と生きられる人生が開けるのです。
会長先生のご法話をいただき、教会長さんより10月の精進目標を
◆悩んだり苦しんだりする中で 仏の教えに出会い
心を整えて因縁を変える
◆信仰はただやみくもに信ずるのではなく
真理を学び信じ目覚めて生活を送ること
と示して頂きました。
15日釈迦牟尼仏ご命日布薩の日には、次のように説法していただきました。
この間の中秋の名月に、舞鶴の名月を写真に撮ってメールで家内とやり取りさせてもらったんですが、「佼成」の〝生を撮る 月と暮らす〟の写真を見て改めてお月様はこんなんだったんだと思わせていただきました。
開祖さま法語録では、どうすれば開き直った気持ちになれるか―
開き直るという言葉ですけれども、先ほどのFさんの説法でも、ある時点に開き直ったんですね。それで今がある。それをああでもない、こうでもないと自分の考えを守ろうと抵抗しているから開き直れない。スカッと変われない。どうしたら開き直ることができるかと言ったら腹を決めて教えの通り生きていこうと考えたら入会した価値が出てきます。
それを具体的に会長先生が【心が変われば 生き方が変わる】と、今月の「佼成」で示してくださっています。法華経の中心と言われる如来寿量品第16で、お釈迦さまがお悟りを開いて説法してくださっているんですけれど、なんとおっしゃっているかと言えば、その前の従地涌出品第15ではどいう仏さまが現れてきたんでしたか?「ご本仏さまは人間としてこの世に生まれてお悟りを開いてこうして教えてくださっている。そのままではないですか。」というのが普通の人の考えなんですけれども、なかなか容易ではない。三部経265ページの後ろから3行目に「當
受け取って実行していく人になると間違いなく幸せになれる。それを会長先生は今月の「佼成」で「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」という教えを象徴したような名言がありますが(中略)私たちもまた、チューラパンタカと同じく、仏の教えをいただく仏弟子であることを忘れてはいけません。いにしえの仏弟子と同様に悩んだり苦しんだりするなかで仏の教えに出会い大事なことに気づかせていただいた私たちなのです。――みなさんは佼成会に入らせていただいて仏弟子なんだという自覚は有りですか?無しですか?途中ですか?
🍂教会長さんから仏弟子なんだという自覚はありますかと尋ねて頂き、仏さまの教えにつながらせて頂いた時のことを思い出していました。当時、私の姿から悩みを抱えていることを察しられたのでしょう。Aさんから「幸せになれる所がありますよ。一緒に行きませんか」と誘われて行かせて頂いた所が教会でした。この世の成り立ち、人と人との関係について深く教えていただき、少しづつではありますが、心が変わり行動も変わってきているように思い、導きの親のお陰さまと感謝させていただいています。
これからも開祖さま、会長先生の弟子として、御教えを信じて明るく、優しく温かな人になれますよう努力精進させていただきます。 ありがとうございました。 合掌