令和2年12月朔日参り布薩の日

 今年も、アッという間に師走を迎えました。

本年は、コロナ禍の中でも創意・工夫を凝らし手紙やメール、電話で繋がったり、佼成休刊時も手作りで開祖さま、会長先生ご法話をお届けさせていただいたりと日々「即是道場」の精神で惜しみなくつながりお導き、お手取り修行に励ませて頂けました。コロナ禍の中でしか味わえない創造の喜びを体験させて頂き、各支部がそれぞれ功徳・成果をかみしめる事ができ、有り難い1年でした。

 12月は令和3年のスタート月です。会長先生より、令和3年次の方針を  

ニュー方便時代 
~一人ひとりの救い救われに向かって~

  笑顔と涙によりそおう

と、お示し頂きました。

 この教団の方針を基に舞鶴教会では「笑顔と涙によりそって ほとばしる慈悲の心でふれあおう」と、教会の信行方針をみんなで話し合って決めさせていただきました。

おくよう

12月の朔日参りのご供養の中では、令和2年次が多くの功徳をもって有り難く終えることができたことに感謝し、令和3年次も新しい信行方針に基づいて

ほとばしる慈悲(相手を思う創造的な真剣な思い・行動)は必ず相手の心に通じる事を信じ、願いを持って具体的な慈悲かけをさせて頂き、惜しみなくつながり法に沿って人生を歩める仲間が一人でも増えるよう修行・精進させて頂くことをお誓いいたしました。

 

功徳の発表は、会員教育1を受講された組長さんのお話でした。

 次男であるご主人と一緒になり、実家が舞鶴の為、自分たちが親御さんやご先祖さまのお世話をさせていただいていたことを「何で、私ばかり」と思ってしまう日もあったそうです。会員教育1の学びの中で親や先祖をお世話する事は、宝物を頂いていた自分だったことに気づかれ、それまでの考え、受け止め方が一変されました。相手に気持ち良く過ごして欲しい、人様に愛される自分になりたいと思われ、教育の中の「私の使命」で嫁・妻・母としてそれぞれに使命を持っている自分である事を深く自覚され、実践しているうちに、お義母さんやご主人からやさしい言葉を掛けて頂けるようになり、「自分が変われば 相手がかわる」ことを、身をもって実践され、教えに沿って歩む喜びと感謝の発表でした。

 

「会員教育で学ばせてもらい、見方が変わり今は勿体ない程幸せです!」と最後に輝きながら話された姿に、更に更に教育の素晴らしさを刻ませて頂き一人でも多くの方に学んで頂き、ともに教えを体現する喜び・感謝を味わいたいと思います。


せっぽう
 教会長説法では、会長先生ご法話の中のご本仏さまの働きを学ばせて頂き、更に深めて頂きました。

 

 佼成会のご本仏さまは久遠実大恩教主釈迦牟尼世尊。

その仏さまの現れ方は

法身(「真如」そのものである仏)・報身(われわれのりかいできるような相をとられた仏)・応身(人間としてこの世に出てこられて、われわれを教え導いてくださる仏)⇒三身即一

 

 私たちが仏を拝むということは、仏像を通して尊い真理・法則、誰にもある清らかな心を拝むということで、自分と違ったものを拝むのではなく、合掌礼拝を通して自分も拝むのです。

 

ただ拝んでいるだけでなく、会長先生から「即是道場」と教えて頂いていますが、それが仏さまのお言葉な訳で、それをいつも意識して拝んで実践しているかどうか――それを日々、三省する時にものさしにする事が大事です。

 

会長先生は、仏さまのように清らかな心になり、清々しい毎日を送る為に「即是道場」の実践をしてまいりましょうと、教えてくださっています。そういう事を積み重ねていけば、心が綺麗になります。

 あと一ヶ月、「即是道場」の実践を本気になってさせて頂きましょう。

と、お説法頂きました。

 

今年の締めくくりの十二月、来年次のスタートの十二月の月でもあります。コロナ感染防止を心がけつつ、身を置くところで仏さまの教えを実践し、清々しい心で新年を迎えさせていただきたいと思います。  合掌(立正佼成会舞鶴教会 教務部)