令和3年8月1日(日) 朔日参り布薩の日式典

  梅雨が明けたとたんに、連日35度を超える猛暑日が続き、季節の変化の激しさを感じます。

 7月も、信者の皆様が真剣にお役を果たして精進されたお陰さまで、盂蘭盆会に1,127家のお戒名をご供養させていただく等、様々に有意義に過ごさせていただくことができました。

聖壇

 舞鶴引揚桟橋ご供養、広島原爆忌、長崎原爆忌、月遅れのお盆、終戦記念日と慰霊の日が続く8月。その8月朔日参り・布薩の日には、教会長さん導師のもと、ご供養をさせていただき、今、いのちあることに感謝し、平和な社会実現のため、さらなる菩薩行に邁進できますよう誓願をさせていただきました。

教会長さん
 教会長さんの説法では、次のことを学ばせていただきました。

❖私たちは、開祖さまから「仏道修行あるのみ」と教えていただいています。仏道修行とは、「仏さまのような自分になるための修行」であり、それは、分かりやすく「人格完成 成仏」と教えていただいています。

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 それは、どうしたら叶うのでしょうか?

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 「法華経の新しい解釈」の「はじめに」のところに「この世界とは、どんなものなのか」、「人間どうしは、どうあらねばならないのか」とありますが、「この世界とは、どんなものなのか」を学んで、つかんで、だからどうあらねばならないかということを考えられる人になることが、大事です。人に頼まれて物事をやっているようでは、だめ。自分で考えて、自ら動いていく。このことが大事です。

 

❖8月号の佼成の「心の隙間を埋める」と題した会長先生ご法話の中で、私たちの心の中には、鬼も仏もある。いかにコントロールしていくかが大切と教えていただいています。「陀羅尼」を得たならば、外から寄ってくる魔を払うことができる。内から湧いてくる魔を払うことができる。それが、「陀羅尼」と教えていただいています。

 

 開祖さまから、ずっとそういうことを教えていただいている私たちですから、去年コロナウイルスが流行りだしてから、真剣に、毎日、「陀羅尼」を上げて、収束するように念じさせていただいています。それだけでなく、こうして式典で集まっても、冷房を入れながら、暑いけれども窓を開けて、換気をしながら、密にならないように気を付けています。

 

祈ることも本気、うがい・手洗い・マスク・換気も本気。祈りながら、守ることは、守りながら、結果を出していくことです。後は、仏道修行あるのみだから、それを一生懸命させていただいていたら、仏さま、諸仏、諸天善神が守護してくださいます。祈っているだけでなく、努力していくことが大事です。

 

❖今月は、「陀羅尼」を日々、上げさせていただいて、この会長先生からいただいているご法話に「難しい言葉の意味や理屈がわからなくても、『陀羅尼』を唱えれば心願が成就するといった昔からの用いられ方を見ても、私たちをいつでも精進の道へと引き戻し、元気を与えてくれる力がそこにあるということでしょう。」と教えていただいているように、「陀羅尼」を唱えて、日々精進させていただいたら、必ず、魔を払っていただけるという結果をいただけます。

 

是非、お互いに「陀羅尼」を上げて、暑さも、コロナも乗り越えていきましょう。何をやるときも「陀羅尼」を上げて、心を引き締めて、「仏道修行あるのみだ」という信念で、励ませていただきましょう。様々な諸課題を乗り越えて、体調管理に気を付けて身体も整えながら、元気で励ませていただきましょう。

 

 

「教えを学んで、教えに照らして考え、自ら動く」ということを、常に実践していくことは、なか
なか難しいことです。

今年8月8日の舞鶴引揚桟橋での戦争犠牲者慰霊・平和祈願のご供養は、青年が本当に自分たちで考えて、自ら動き、実践できる人になれるようにという願いを持って、私たち教務も、儀式も、壮年も、渉外担当も、主任さんたちも取り組んでいます。

 お手どりや諸準備など、朝に夕に「陀羅尼」を上げながら、させていただき、一つのことをやり遂げた喜びを青年自身が味わえる引揚桟橋でのご供養となるよう祈らせていただき、ともに喜びあえる仲間、サンガにならせていただきたいと思います。  合掌