戦争犠牲者慰霊平和祈願 引揚桟橋ご供養(令和3年)

キャプチャ①

88日、雲間から真夏の日差しを感じる中、戦後76年を迎える今年も引揚桟橋にて戦争犠牲者慰霊平和祈願のご供養をさせていただきました。

昭和20年の終戦から13年間、舞鶴は66万人余人の引揚者と16千柱の遺骨を迎え入れてきました。戦争が終わったばかりで食べ物も満足にないときに、各家庭からお茶やふかし芋などを持ち寄って戦争で傷ついた引揚者にふるまわれたそうです。

この引揚桟橋ご供養でも舞鶴らしく、サンガのみなさんが手作りされたふかし芋、お花をお供えさせていただき、戦争で犠牲になられたすべての人に慰霊の祈りを捧げ、全世界の平和を祈願し、まごころからのご供養をさせていただきました。

キャプチャ②
 
キャプチャ③
 今年は青少年主体で取り組ませていただき、陰で沢山の先輩方に支えていただきながらも、青年が自ら考え、行動し、部員さんと繋がることができました。

高校生リーダーさんの『今、戦争・平和について思うこと』の発表では、「戦争について学んだり、考えたりすることが戦争を無くす第一歩として大切と感じている。今の平和であるという状況が当たり前だと思わず、平和を願ったり大切にしたりすることが大事だと気づきました。これからも戦争について学び、そして日々を大切に過ごしていきたい」と、戦争を知らない時代に生まれた自分たちが出来ること、今の思いを伝えてくださいました。 

キャプチャ④
 教会長さんからは、「人間の価値というのは、精神の高さにあって、人生の本当の喜びは、魂の喜びにこそある」「真なるもの、善なるもの、美なるもの、そして、聖なるものを追求することに魂の底から湧き上がってくる喜びを思えるようにならないと、本当の喜びは味わえない」という開祖さまのおことばを学ばせていただきました。

そして、「有限な人生の中で永遠に変わらない、2500年前にお釈迦さまが宇宙の真理を悟られ、すべてのことが因になるものと縁になるものの因縁の結合によって果報が展開するという永遠の法を私たちにお伝えしてくださっている」「諸行無常、諸法無我、涅槃寂静という真理を活用すれば、たちどころに調和する人生になるし、諸行無常、諸法無我という法則を無視したらたちどころに一切が苦になる。その永遠に変わらない真理・法則に目覚めさせていただいて、人さまのためにお役に立てることをさせていただける、魂の喜びを味合わせていただきましょう。それに勝る喜びはない。開祖さまから、‟ひとつ聞いたら即実行“と教えていただいている通り、法に出会えた喜び、法を聞く喜び、教えを実行する、徹することによって感ずる喜び、「法喜」が語り合える斉家ができていきますように、一日一日を大切に、今日ご供養申し上げた諸精霊がいちばん安心して成仏できる家庭・社会・国・世界づくりに励ませていただきましょう」と教えていただきました。

舞鶴らしく、優しく、温かく、人さまのお役に立てる喜びを味わえる青少年であふれますように、益々精進させていただきます。合掌

キャプチャ⑤