「節分会」 平成29年2月3日(金)

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節分とは、節の変わり目、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを言いますが、現在は、立春の前日の節分だけが残っています。

この節の変わり目に豆まきをして心の鬼を追い払います。「鬼は外、福は内」の「福」とは身福(健康)、財福(お金)、心福(心の幸福)の三つを、「鬼」とは貪り、怒り、愚痴の三毒を指しています。「豆まき」には、三毒を追い払い、三福を招き入れるという願いが込められています。

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立正佼成会では、節分を“節の切り替わる日”であると同時に仏教徒として“心を切り替える日”として節分会を行っています。

舞鶴教会の節分会リーフレットには「鬼の心と仏の心」として開祖さまの次のような言葉を掲載させていただきました。

「私たちの心の中には鬼の心も仏の心もあって、うっかりしていると、すぐに鬼の心に引きずられてしまうのです。鬼は外にいるのではなくて、自分の心のなかに住みついているのですね。それを追い出してしまわなくてはなりません。どうしたら自分の心の中の鬼を追い出せるか。まず、人を見たら、ニッコリと笑うこと、つまり、どんな人にも笑顔で対せるようにと心がけて、それを習慣にしてしまうのです。そして、いつも人さまの身になって考えることです。そう心がけていると、いつの間にか角が消えて、仏さまのような柔和な顔になってくるのです。」(開祖随感10P122)

また、教会長説法では、次のようなことをご指導いただきました。

☆今年は、『一白水性中宮、(ひのと)(とり)』の星回りで、大きな変革の年であり、いろいろな事が満ち足りてきて、「満つれば欠ける」というように、感謝がなくなっていく年回りでもある。このような年は、会長先生の年頭ご法話にあるように

*「有り難し」「おかげさま」という気持ちになっていくことが大切

*一つ、一つ地道に丁寧に事をなしていくこと。

*真の自分つくりとして、本来の自分の存在も、他の人の存在も尊いことをわかって、「有り難い」「おかげさま」の気持ちを積極的に言葉に、態度に、行動に表していくことが大切。

この会長先生のご法話を大切にして、実行させて頂いたら間違いなく今年は、素晴らしい方向に進んで行けると教えていただきました。

信者一同、節分の「心を切り替える日」を「精進の決意を新たにする日」とさせて頂き、感謝の気持ちをしっかりと、言葉で、態度で、行動で表していける自分になれるよう精進させて頂きます。

合掌