平成28年10月 朔日参り・布薩の日式典

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秋、たけなわの10月。舞鶴教会も多くの実りをもって、有り難い10月の朔日参り、布薩の日式典を迎えさせて頂きました。

 功徳の発表は、9月14日、15日のご命日団参に行かれた方と9月22日の彼岸会にお役を頂かれた方の発表でした。

 高齢で杖をつきながらの団参では、周りの人達から「大丈夫ですか」「お持ちしましょうか」などたくさん声を掛けて頂き大変有り難かったこと、これからも杖に感謝しつつ、教えを学び、精進し続けていきたいと思われている事を聞かせて頂きました。

また、団参のしおりの年齢欄に10才も若く、74才と書かれていたもう一人の方は、「私は74才」の心で団参中ずっと皆さんと共に行動させて頂いたことが大変有り難かったこと、その気持ちを短歌で表されました。その短歌とは、「山坂を こえて歩みし この教え いま幸せを み仏に告ぐ」、「よく来たと 愛のまなざし 手をかざし 迎えくださる み仏の顔」です。

 先輩信者さんの生き生きと教えを信じ、行じておられる姿に感動すると共に、この教えは間違いないと心強く思わせて頂きました。

 お彼岸に奉献のお役をさせて頂いた方は、中学2年の娘さんと一緒お役をさせて頂きたいと娘さんにふれ合う中で、人生の中でいやだと思う事もしなければいけないことがあることや功徳を積ませて頂く事の大切さなどを娘さんに伝えることができ、大変有り難かったことを聞かせて頂きました。また、訪問介護の仕事で訪問先に行ったときには、玄関でお題目を唱えてから入らせて頂く事で不思議とスムーズに仕事ができ、「自分の心のあり方なんだ」ということを分からせて頂いたこと、これからも主任さんと共に、一人でも多くの人とご縁を結び、一軒一軒の家族が幸せになって頂けるよう歩かせて頂きたいと発表されました。

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教会長さんの説法では、今月の修行精進の指針を開祖さまの「法華経の一偈一句でも実行しなさい」というお言葉と『佼成十月号』の会長先生のご法話「祈りの先に・・・・・・」からお話し頂きました。

<教会長さんご指導の内容>

●教えを実行させて頂く時には、自分の祈りを持って、自分の行をさせて頂くこと。一人ひとりの思いが大事。

●「はい」と素直に実行する中に「ああ、不思議だなぁ」と感じ取れる。体験することによって「なるほど、間違いないんだなあ」と思える。その体験したことを言葉に出して説かせて頂くと信仰が本物になっていき、仏さまの教えが身に付いて、人生が変わっていく。

ぜひ、謙虚に、教えは尊いものだから三帰依を自分の宝としていく心になって、受けとめ、行じていきましょう。

十月、奉書の言葉は、

◆「祈りを大切に 真理・法に随順した生き方を目指す」

◆「祈りの行は 仏さまの心 今いのちある有り難さに気づくご縁」です。

●祈ることを大事にしながら今、生かされているいのちあることに感謝し、明るく、優しく、温かく菩薩行をさせて頂くことを確かめる機縁にさせて頂きましょう。

●「祈りの先に・・・・・・」の「・・・・・・」のところの会長先生のお心は、どういうお心なのかより深く受けとめ、三宝帰依に徹して、行じて参りましょう。

●一つ一つのご縁を通して、自分の生かされているいのちをいかに身近な人のお役に立たせて頂けるかと心において精一杯、精進して参りましょう。

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実践を通して「ああ、不思議だ」、「なるほど、間違いない」と思えること、三帰依を自分の宝として、「三宝帰依」にしていくことを腹の底にしっかりと落として、十月もテーマに沿って精進させて頂きます。  合掌